【デスク日誌】地域が持つ可能性期待

取手駅西口で進められている再開発事業で、市は駅前ロータリーに面したエリアに建てる再開発ビルに、図書館と公民館機能を併せ持つ複合公共施設を整備する。これで高層マンションの隣に計画されている低層ビルの姿が見えてきた

▼西口再開発は1993年から事業期間の延長を繰り返してきた。その間、医療モールや取手ウェルネスプラザなどができ、そして今、ようやく最終エリアの整備を迎えた。年内に都市計画決定、来年には再開発組合が設立される見通し

▼JR東日本の調査によると、取手駅の1日当たりの平均乗車人員は県内2番目の多さ。北関東3県で唯一の電車特定区間であり、関東鉄道常総線も乗り入れている

▼駅周辺が新たな姿を見せれば市勢発展に寄与するだろう。地域が持つ可能性がさらに引き出されることを期待したい。 (取手龍ケ崎支局・黒羽根勝弘)