2018年2月24日(土)

【いばらき春秋】

鉾田市箕輪のいこいの村涸沼付近、湖畔の堤防を歩いていたら、波消しブロック周辺でシジミ漁をする姿を見掛けた▼身が引き締まってうま味が凝縮されている寒シジミ。この時季の漁獲は少ないが、網を入れづらい場所を狙って、特大サイズをものにすることもあるという▼茨城県のシジミ漁獲量は都道府県ランキングで全国上位にある。トップは宍道(しんじ)湖(こ)がある島根県。2位は十三湖、小川原湖がある青森県。小川原湖はエンジン火災を起こした米軍機に燃料タンクを投棄され、影響が懸念されている▼茨城と3位を争うのが北海道。茨城は2015、16年に400トン台にとどまる不漁だったことから、北海道に3位の座を譲った。昨年一年間は久々の豊漁に沸いたといい、3位奪還へ期待は高い▼島根県の宍道湖のヤマトシジミは全国によく知られたブランド。青森県の十三湖と小川原湖はそれぞれ農林水産省の地理的表示制度に登録されるなど、風土と伝統が生んだ地域産品として認められている▼涸沼では稚貝の放流に力を入れ、土日祝日を休漁日にするなど資源管理にも気遣う。一昨年夏には不漁対策として産卵期に休漁期間を設けた。資源を大事にしながら湖の幸を享受する社会が続いてほしい。(秀)

2018 年
 2 月 24 日 (土)

メニュー
投稿・読者参加
サービス