2018年8月18日(土)

【いばらき春秋】

日立市出身の作曲家、故吉田正さんが「有楽町で逢いましょう」を発表したのは1957(昭和32)年。あなたを待てば雨が降る…と、フランク永井が魅惑の低音で歌い大ヒットした▼久しぶりに有楽町を訪ねた。東京交通会館の1階角にある大阪のアンテナ店「大阪百貨店」に立ち寄り、どて焼きを肴(さかな)にハイボールで喉を潤した。店内は浪速(なにわ)の名産が山と積まれ、買い物客で繁盛していた▼有楽町や銀座は東京の真ん中で地方に合える場所である。界隈(かいわい)には沖縄、高知、北海道など20以上の自治体アンテナ店が密集し、地図を手に巡れば日本中をプチ旅行した気分に浸れると人気だ▼銀座1丁目に「茨城マルシェ」が開店したのは東日本大震災の翌年11月。食をメインに千数百品種の県産品を取りそろえ、本県観光の復興に貢献した。激戦区にあって来店客は延べ約82万人を記録したという▼10月下旬、店名を「IBARAKI sense(イバラキセンス)」と改め、高級志向に路線を転換してリニューアルオープンすることになった。ライバル店と一線を画し、厳選した県産品を並べ本県のセンス(感性)を発信すると県は意気込む▼果たして茨城のどんなセンスに合えるのか、オープンが待ち遠しい。(山)

2018 年
 8 月 18 日 (土)

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