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候補者プロフィール:衆院選 茨城2区候補者アンケート:衆院選 茨城2区

額賀福志郎
(ぬかがふくしろう)
年齢:73
肩書:元財務相
政党:自民前



旧麻生町で農家の8人きょうだいの末っ子として生まれ、父から「自分の道は自分で生きろ」と言われた。20歳の頃、ブラジルを約1年半、放浪の旅をして回った経験もある。「何もない時代に育ち、子どもの頃から自立心があった」と振り返る。
記者として新聞社勤務の後、県議を経て、1983年に初当選。財務相や防衛庁長官など要職を歴任しながら11期務めてきた。
小選挙区1本で12期目に挑む今回も「自由と民主主義を守り、平和に徹する」との政治理念は揺るぎない。「中長期的な視点も踏まえて今の政治がどうあるべきか考え、チャレンジしたい。内政、外交、われわれの故郷茨城県も同じ」としっかりと未来を見据える。
派閥の領袖(りょうしゅう)として全国の党候補者の応援にも駆け回る。忙しさは絶えないが、3人の孫に癒やされるという。「孫は故郷と同じ。心が和む」。家族は妻と娘3人。行方市麻生。73歳。


ミサイル発射と核実験を繰り返す現在の北朝鮮情勢を踏まえた外交・安全保障について、お聞かせください。

北朝鮮の核・ミサイル開発に関しては、日米韓の緊密な連携の下に共同対処できる態勢を整えて抑止力の強化を図る。その上で、北朝鮮に影響力のある中国、ロシアの協力を得、国際社会が一致結束して圧力をかけ無謀な挑発をやめさせる。国民の生命、財産を守るための万全の国民保護の仕組みを構築する。



政府の経済政策「アベノミクス」を評価しますか、しませんか。

評価する。5年間のアベノミクスにより企業収益は改善し、雇用も拡大している。他方、消費の低迷、地方経済の停滞等の課題がなお存在しており、今後IT化等により産業を成長させる。付加価値を高めもうかる農漁業への脱皮を図る。地方の資源を活用して新商品・サービスの開発を行い各地で景気回復を実感できるようにする。



消費税の10%への増税は先送りが繰り返され、2019年10月からの予定となっています。消費増税に賛成ですか、反対ですか。

賛成。本格的な少子高齢化社会の到来を見据え、多くの国民が不安に感じている子育てや介護等の社会保障の充実は不可欠。子育て・教育や介護分野に増収分を充当することを通じて誰もが安心して暮らせる「全世代型社会保障」を実現する。このことは未来の世代に借金を付け回すことのない財政再建にも資するものとなる。



憲法は改正すべきですか、改正せず守るべきですか。9条のあり方を含めお答えください。

現行憲法の平和主義、基本的人権等の原則を守り、時代に合わない条項については改正をする。9条については分かりにくい表現であるため、自衛隊の存在について明確化する必要がある。改正に当たっては、時間をかけて衆参両院の憲法審査会で議論を深め、各党の理解を得る努力をし、国民投票の実施を目指す。



東海第2原発の再稼働に賛成ですか、反対ですか。全国の原発の必要性自体、再稼働の是非はどう考えますか。

エネルギー基本計画で原子力は重要なベースロード電源とされている。原子力規制委員会により安全性が認められたものは順次再稼働することになっている。東海第2原発の再稼働については、原発事故の教訓も踏まえ、徹底した住民の安全確保と危機管理について地元自治体等関係者と事業者が共通の認識を持つことが前提。



加速する人口減少にどう対処しますか。どんな「地方創生」の対策がありますか。

IT化等を通じて日本経済を成長路線に乗せ、若い人たちの所得を向上させることが必要。その上で、子育てや教育支援等を通じた全世代型社会保障の実現により、将来不安を解消し人口減少に歯止めをかける。また、地方が持っている特有の資源を活用し、新たな商品・サービスの提供、観光資源の開発で地方の元気を取り戻す。



今回の選挙で有権者に最も訴えたいことは何ですか。

①地域医療の充実を通じて医師不足を解消する②子育て・教育にかかる家庭の負担を軽減するとともに、高校、大学の人材育成機能を強化し、子どもたちの多様な進路を保障する③農漁業の六次産業化を通じ地方の活性化を図る④日米同盟を基軸にした外交・安全保障政策で北東アジアの平和と安定を実現する。


    ■おことわり

    ※年齢は投票日現在。略歴は主な肩書き、[元]経歴、学歴、住所の順。政党欄と略歴中の[]内の政党名・略称は推薦・支持政党です。
    ※無投票選挙候補者略歴の当選回数は今回の選挙結果を反映しています。
    ※案分によって出た小数点以下の票数は切り捨てています。
    ※候補者名の表記などで、利用端末によっては表示できない文字・フォントが含まれている場合があります。このため一部の文字を、多くの端末で表示できる一般的な文字に変更させて頂く場合があります。



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