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候補者プロフィール:衆院選 茨城2区候補者アンケート:衆院選 茨城2区

石津政雄
(いしづまさお)
年齢:70
肩書:元総務政務官
政党:希望元



民進候補から希望の党の公認を得て、初当選した2009年以来の返り咲きを目指す。〝希望の風〟への期待感は「追い風が起きることがうれしいが、自力で風を起こす覚悟で選挙戦に臨む」と決意を示す。
1988年、41歳の若さで旧大洋村(現鉾田市)の村長に就任。4期16年の任期中、介護予防や医療費削減など高齢者の健康づくりに注力した。豊富な経験を生かし、衆院議員1期目で総務大臣政務官を務めた。
政治の道へ進むきっかけは官房長官や自民党幹事長を務めた故加藤紘一氏との出会いだった。「加藤先生の基本は保守リベラル。自分自身の気持ちもそこにある」と言う。
安倍政権を「立憲主義を無視した政治」と批判。「民主的なものの決め方、政策遂行をする受け皿こそが必要」と訴える。
趣味は民謡鑑賞やテニスなど多彩で「最近は三線もやっている」と好奇心旺盛だ。鉾田市大蔵。70歳。


ミサイル発射と核実験を繰り返す現在の北朝鮮情勢を踏まえた外交・安全保障について、お聞かせください。

北朝鮮のミサイル発射と核実験は、東アジアの不安定化を増幅し、断じて許しがたい暴挙である。特にわが日本国民の生命と財産を守る上で極めて重大な問題である。対策としては、日米を基軸とする国際的連携の下で、徹底した外交ルートによる対話を深めつつ、有事の際を想定した万全な安全保障対策を急ぐべきである。



政府の経済政策「アベノミクス」を評価しますか、しませんか。

安倍政権下での経済政策は評価しない。単なる経済統計の数字のマジックである。特に、国民の生活の視点から見ると、医療、介護、子育て、教育等の負担が高まっている一方、一部の企業を除いては賃金も確保されていない。すなわち家庭の可処分所得が低下し、年々生活が不安定になり、経済の改善が実感されていない。



消費税の10%への増税は先送りが繰り返され、2019年10月からの予定となっています。消費増税に賛成ですか、反対ですか。

消費増税は凍結すべきである。本来は前回の消費税2%アップ分を、社会保障の財源とする法律があったにもかかわらず、それを無視したことが今日の社会保障の混乱を招いている。よって、本来の社会保障目的税に戻すべきである。特に、景気低迷の折に増税することによって、景気がさらに冷え込む可能性がある。



憲法は改正すべきですか、改正せず守るべきですか。9条のあり方を含めお答えください。

現行憲法は立憲、民主、平和主義を基本として、その機能を十分に果たしてきたことは評価すべきである。しかし、最高法規である憲法を破壊する行為が行われている今日、政府をはじめとする権力者の暴走を規制すること等を含め、国民的議論を始めるべきである。9条の示す理想は堅持すべきである。



東海第2原発の再稼働に賛成ですか、反対ですか。全国の原発の必要性自体、再稼働の是非はどう考えますか。

反対である。1978年に稼働した東海第2原発は来年で40年を迎える。40年ルール(耐用年数の上限)を適用すべきである。福島第1原発の処理・使用済み燃料の財政的負担の増嵩(ぞうすう)。再び、災害等に見舞われた折、福島第1原発のような惨事が起こる可能性があり、将来に大きな不安と負担を強いることになりかねない。



加速する人口減少にどう対処しますか。どんな「地方創生」の対策がありますか。

専業農家(農業・畜産)の所得を上げることと、兼業農家の所得を確保するための政策が必要である。そのためには、農業の集約化と若者の働く場を充実させ、家庭経済の安定化を図る。また、地方の住民が安心できる産婦人科、小児科を伴う医療機関のネットワーク化と、子育て・教育しやすい環境を整える。



今回の選挙で有権者に最も訴えたいことは何ですか。

地方の経済や生活の向上を図るためのインフラ整備(高速道路、国道、企業の立地等)。第1次産業の所得の向上。消費税増税の凍結。原発ゼロ社会の実現。子育て・教育に対する財政支援。高齢者が安心できる年金の確保と医療・介護体制の充実。賃金、労働時間等を課題とした労働環境の改善。


    ■おことわり

    ※年齢は投票日現在。略歴は主な肩書き、[元]経歴、学歴、住所の順。政党欄と略歴中の[]内の政党名・略称は推薦・支持政党です。
    ※無投票選挙候補者略歴の当選回数は今回の選挙結果を反映しています。
    ※案分によって出た小数点以下の票数は切り捨てています。
    ※候補者名の表記などで、利用端末によっては表示できない文字・フォントが含まれている場合があります。このため一部の文字を、多くの端末で表示できる一般的な文字に変更させて頂く場合があります。



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