《新型コロナ》茨城県、警戒ステージ2に上げ 対策指針見直し 行動制限は回避:茨城新聞

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2020年7月4日(土)
《新型コロナ》茨城県、警戒ステージ2に上げ 対策指針見直し 行動制限は回避




東京都内の新型コロナウイルス感染拡大に加え、茨城県内でも感染確認が相次いでいるのを受け、大井川和彦知事は3日、臨時会見を開き、県独自の新型コロナ対策指針を一部見直した上で、対策レベルを同日から「ステージ2」に引き上げたと発表した。感染防止と経済活動の両立を重視し、ステージ2移行後も外出自粛や休業要請など一律の行動制限は求めず、学校も通常登校のままとした。「東京で拡大すれば、茨城でも感染が広がる可能性は非常に高い。今のうちに警戒レベルを上げるのが重要だ」と述べ、都内への移動などに注意を呼び掛けた。


5月に対策指針を導入して以降、ステージ引き上げは初。県内で3日、新たに6人の感染が確認されたのを受け、六つの判断指標のうち、「1日当たりの県内陽性者数」「県内陽性率」「都内の1日当たりの経路不明陽性者数」(いずれも1週間平均)の3指標がステージ2となっている。

大井川知事は対策指針を見直した狙いについて、第1波の教訓として「一律の行動制限は副作用が大きく、経済を激しく痛めた」と説明。検査体制の拡充などにより「今後は無差別に網をかぶせるのではなく、ピンポイントで効果的な対策を実施する」と語った。

従来の指針のステージ2では、県外への外出自粛や一部業種への休業を要請していたが、新指針ではいずれも行わない。従来指針では分散登校になる学校も、新指針では通常登校・通常授業とした。高齢者など重症化リスクの高い人のみ外出に注意を呼び掛ける。

その上で、検査体制についてはPCRと抗原検査を合わせた1日当たりの実施可能件数を、9月までに約1100件まで拡充。検査の対象者も広げ、クラスター(感染者集団)の発生や拡大を未然に防ぐ。

行動制限を行わない代わりに、個別の施設や店舗での感染防止策の徹底に向け、業種別ガイドラインの順守のほか、事業者と県民には感染者との接触を知らせる県の「いばらきアマビエちゃん」システムの活用を促していく。

最近の県内感染者について大井川知事は、6割以上が都内での会食やイベントなどでの感染が疑われると説明。「いわゆる『夜の街』ではない場所でも感染し得る状況になっている」と注意喚起し、今後、都内の感染状況がさらに悪化した場合は都内への移動自粛を要請する方針も示した。




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