医学部地域枠 9大学61人に拡充 茨城知事発表 22年度:茨城新聞

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2021年10月27日(水)
医学部地域枠 9大学61人に拡充 茨城知事発表 22年度


【写真説明】
茨城県庁=水戸市笠原町



■3私立大で8人増
地域医療の担い手育成のための医学部「地域枠」について、茨城県の大井川和彦知事は26日の定例会見で、茨城の2022年度地域枠定員が、現在の7大学53人から9大学61人へ8人増えることが決まったと発表した。昭和大と順天堂大、北里大の私立3大学に枠を新増設し、将来の医師確保につなげる。

地域枠は、国立大で月20万円(6年計1440万円)、私立大で月25万円(同1800万円)の修学資金を貸与し、卒業後9年間、県内の医師不足地域などに勤務すれば全額返還が免除される。

22年度新設は、昭和大の定員4人と、順天堂大の同2人。北里大は定員が2人から4人に増える。ほかに設置されているのは、筑波大36人▽東京医科歯科大2人▽東京医科大8人▽日本医科大2人▽杏林大2人▽帝京大1人。

茨城県の人口10万人当たりの医師数(18年)は197・5人で、全国平均の258・8人を大きく下回り全国46位。国が算定した医師偏在指標では同42位の「医師少数県」となっている。

県によると、国は地域枠の制度見直しを検討しており、医師少数県の茨城県では24年度以降、地域枠の定員を100人程度まで増やせる見通しとなっている。

大井川知事は「医師不足の状況に応じた地域枠の拡大は茨城県にとって重要で、見直しに期待したい。ただ地域偏在や診療科偏在の課題は残る。県としても中核病院の機能を維持するため個別の医師確保も進めていく」と述べた。




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