2014年2月1日(土)

ボラ大群住民驚き 大洗の旧磯浜漁港、涸沼川に遡上

ボラの大群が押し寄せた船だまり=31日午前、大洗町磯浜町
ボラの大群が押し寄せた船だまり=31日午前、大洗町磯浜町

大洗町の涸沼川最下流部の船だまりに数万匹とみられるボラの大群が遡上(そじょう)し、地元の話題になっている。年明けごろから目立ち始め、餌を求めてカワウやサギなどの水鳥が集まり、周辺住民は思わぬふん害などに悩まされている。近くに50年以上住む漁業経験のある男性は「(船だまりに)ボラの大群は初めて」と驚いている。

ボラの大群が遡上しているのは、同町磯浜町の旧磯浜漁港の船だまり(幅約50メートル、奥行き約150メートル)で、通称「堀割」と呼ばれる。ここ数日は、水面から1メートルほどの深さまで層ができるほど集まり、上から見ると黒い塊のようになって船だまり全体を埋め尽くしている。動きが速い魚で、普段は簡単には取れないとされるが、網で簡単にすくえるほどという。

度々観察に訪れているアクアワールド県大洗水族館の職員によると、稚魚の大群は天気や時間帯などでばらつきがあるものの、数万匹に上るとみられる。

ボラは全世界の海に広く分布し、日本では北海道以南で見られる。出世魚で、大群は体長15センチ前後の関東地方ではオボコと呼ばれる稚魚。

また、稚魚を餌にするカワウやサギ、カモメなど大小の水鳥も増えている。稚魚を目がけて水面に突進する姿があちこちで見られ、その度に稚魚の塊がうごめいて水面が波立つ。係留している小型船や周辺の住宅は思わぬふん害や、水鳥の鳴き声に悩まされている。

船だまり近くに住む木村義雄さん(66)は「日の出前にボラを狙うカワウの鳴き声で目が覚めることがある」と複雑な表情だった。

2016 年
 7 月 23 日 (土)

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