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茨城工芸会展、陶磁や金工華やか70点 しもだて美術館

板谷波山との思い出話を交えながら展示作品を解説する井上壽博さん=筑西市丙
板谷波山との思い出話を交えながら展示作品を解説する井上壽博さん=筑西市丙


陶聖・板谷波山が昨年没後50年を迎えたのを記念し、「茨城工芸会展-波山へのオマージュ」(茨城新聞社後援)が3日、波山生誕の地、筑西市丙のしもだて美術館で開幕した。陶磁、金工、漆芸など約70点を展示。波山への思いを込め、未来志向で制作に取り組む本県作家の作品の魅力を紹介している。

茨城工芸会は、工芸美術の発展を目指した波山の提唱によって1930年に設立。主に本県を活動拠点とする工芸作家が部門の垣根を越えて集い、80年以上にわたって交流・研さんを重ねている。現在は陶芸、金工、漆芸、染織、刺しゅう、七宝、ガラス、モザイクの8部門に約70人の作家が所属している。

昨年5月には、波山没後50年を記念した「第42回茨城工芸美術展」を水戸市内で開くなど、顕彰の催しを各地で実施した。

今回は、漆芸の人間国宝、大西勲さんをはじめ、茨城工芸会長で陶芸家の井上壽博さん、金工作家の松田正己さんら会員50人が出品。伝統を受け継ぎながらも現代の風を感じる作品が会場を華やかに彩っている。

さらに、「彩磁菊花図額皿(さいじきくかずがくざら)」(1911年)や「彩磁草花文花瓶(さいじそうかもんかびん)」(1940年)など、波山の4作品も展示されている。

この日は、井上さんが波山との思い出話を交えながら、展示作品を解説。雪山をイメージした出品作の花瓶「連峰瑞雪(れんぽうずいせつ)」について「雪は大地を潤す恵みの象徴。自然の尊さを込めて制作した」と語った。

会期は6月29日まで。(沢畑浩二)

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