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霞ケ浦湖畔、ペダルに力 かすみがうら、公道レース

アントキの猪木さんの合図で一斉にスタートする参加者たち=かすみがうら市の霞ケ浦湖畔
アントキの猪木さんの合図で一斉にスタートする参加者たち=かすみがうら市の霞ケ浦湖畔


秋の霞ケ浦湖畔を力走する自転車耐久レース「かすみがうらエンデューロ」が12日、かすみがうら市坂の歩崎公園を発着所に開かれた。東日本大震災後の誘客策として2012年に始まり、3回目の今年は昨年より200人増の選手たち約1200人が汗を流した。

一周4・8キロ、高低差25メートルの公道を使い、5時間耐久、2時間耐久、ママチャリカップの3種目が行われた。

主催した市によると、自転車耐久レースはサーキット場での開催がほとんどで、公道使用の大会は全国でも数カ所のみ。市は霞ケ浦湖畔の直線コース1・8キロを最大の売りに大会をPRし、県外の自転車愛好者にも人気を博しつつある。昨年は北海道や愛知県などからも参加があったという。

この日は第1回大会からスターターを務める地元出身のタレント、アントキの猪木さんの合図で午前9時20分に競技が開始。選手たちは湖畔の風を受けながら、元気にペダルをこいだ。

川崎市の会社員、藤沢恵一朗さん(28)は「ほかの大会にはない開放感が味わえるので、昨年に続き参加した」、つくばみらい市の会社員、片岡和幸さん(38)は「クロスバイクやマウンテンバイクでも気軽に参加できるのがうれしい」と、それぞれ大会の魅力を語った。

メーン会場の歩崎公園では「しらうお丼」などご当地グルメの催しもあり、家族連れでにぎわった。(今橋憲正)

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