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授業で短編映画制作 笠間高生5人、脚本、監督、撮影に奮闘

短編映画作りに取り組む笠間高メディア芸術科映像専攻の生徒=笠間市下市毛
短編映画作りに取り組む笠間高メディア芸術科映像専攻の生徒=笠間市下市毛


笠間市笠間の県立笠間高(横須賀義章校長)メディア芸術科映像専攻の2年生5人が、短編映画の制作に初めて挑んでいる。映画づくりは実践授業の一環で、自分たちで練り上げた脚本に基づき、10月から撮影に取り組んでいる。同30日には同市下市毛のJR笠間駅前で、主人公の2人がバスに乗り降りする際に再会する場面などを収録した。年内には完成させ、県内の短編映画祭などへの出品を狙う。

同科は昨年4月、県内で初めて設置された。2年生は1期生に当たる。

同専攻の2年生は5人。入学後の1年間で撮影や加工、編集など、映像に関する基礎的な知識を身に付け、本年度の1学期には「笠間の陶炎祭(ひまつり)」を素材にした約5分間の市PR映像を5人それぞれが制作。これらの経験を生かし、2学期は5人が協力しながら約10分間の短編映画制作に取り組んでいる。

作品は、幼なじみの高校生の男子と女子が、バスの乗り降りの際にぶつかったことをきっかけに久々の再会を果たし、仲良くなっていく物語。監督を務める富田真由さん(17)が試行錯誤しつつ約1カ月でストリーを考え、メンバー5人で話し合いながら脚本を書き上げた。

この日のロケはバス会社の協力で実現。停留所内にバス1台を止めて撮影し、監督のほか、カメラ、役者、アシスタントに分かれて収録を進めた。

教員2人のアドバイスを参考にしながら、互いに役者の立ち位置、カメラの角度、雑音の有無、せりふに無理がないかなど、気付いたことをその場で議論し合って改善し、再会のシーンを含む4場面を撮影した。8回取り直した場面もあり、ロケは2時間近くに及んだ。

全13場面のうち、今回を合わせ8場面を撮り終えた。残りは、市内幼稚園で園児のエキストラの協力を得るなどして進める。編集作業を経て、年内にも完成させる予定で、「いばらきショートフィルム大賞」などへの応募も視野に入れる。

富田さんは「慣れないことが多く(撮りたい映像の)イメージに近づけるのは難しいが、仲間に助けられている。初めての映画なので、しっかり仕上げたい」と話し、男子生徒役を演じる小室憂治さん(17)は「せりふを忘れたりしたが、楽しかった。やるからには良い作品をつくりたい」と笑顔を見せた。

映画のメーキング映像制作などを専門とする非常勤講師の江田光保さん(60)は「映画づくりはチームワークや現場での気付き、工夫が大切。それを実践の中で感じてほしい」と語った。(今井俊太郎)

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