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湿地帯結ぶ遊歩道 守谷に「鳥のみち」完成

鳥のみち(手前)の完成を祝い、テープカットする関係者ら=守谷市本町
鳥のみち(手前)の完成を祝い、テープカットする関係者ら=守谷市本町


守谷市の市街地に近い湿地帯に整備が進められていた「守谷城址・野鳥の森接続自然歩道(鳥のみち)」が完成し、28日、関係者ら約100人が同市本町で披露会を行った。

「鳥のみち」は、市街地付近の湿地帯約30ヘクタールを縦断する形で約1・5キロの遊歩道が設置されており、野鳥や四季の自然を楽しむことができる。出入り口も複数箇所用意され、体調や体力に合わせた利用が可能だ。

また、守谷野鳥の森の散策路とも連結され、接続市道も含めると、約4キロの遊歩道ネットワークとなった。

事業を行った市観光協会の作部屋義彦会長(78)は、「非常に長い旅だったが、皆さんのおかげでたどり着けた。鳥のなわばりにわれわれが少し入れてもらう形。鳥との共生につながればいい」とあいさつ。

市立愛宕中の小島紀継さん(14)は「これだけ緑が多いのは貴重。近くでコゲラを見たこともあるので楽しみたい」と話した。

披露会の最中には、絶滅危惧種の猛禽(もうきん)類・サシバが会場上空に飛来し歓声が上がる一幕もあった。(石川孝明)

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