笠間市、タイ財団と覚書 陶芸の技術者育成
笠間焼の祭典「笠間の陶炎祭(ひまつり)」(笠間焼協同組合主催)が29日、笠間市笠間の笠間芸術の森公園イベント広場で始まった。5月5日まで、200以上の陶芸家や窯元による陶器の展示販売をはじめ、出展作家が制作した小皿を並べる初めての展示会などが行われる。
会場の中央ステージでは、笠間市とタイで陶器生産の事業などを手掛ける同国のメーファールアン財団が陶芸分野の交流・協力を約束する覚書締結式が開かれ、同財団の会長でタイ王室のディスナダ・ディスクル殿下、妻のプアングロイ妃殿下らが出席した。
同財団はケシの栽培、麻薬密造ですさんだタイ北部の「黄金の三角地帯」で、陶器生産などの事業を起こし、麻薬と縁を切ることや、雇用創出による地域振興を促してきた。
今回の覚書では、技術者の育成支援、陶芸関係者の交流を進め、両地域の陶器の産地としての強化、友好関係の促進を図る。締結式は来場者と立会人の橋本昌知事に見守られ、山口伸樹市長とディスナダ殿下が覚書に署名した。
あいさつで、山口市長は「お互いに技術を磨き、世界に笠間焼、タイの焼き物を送り出したい」と述べ、ディスナダ殿下は「(覚書に基づく)活動は困難が伴うかもしれないが、一歩一歩前進して実りあるものにしたい」と意気込んだ。
会場の中央ステージでは、笠間市とタイで陶器生産の事業などを手掛ける同国のメーファールアン財団が陶芸分野の交流・協力を約束する覚書締結式が開かれ、同財団の会長でタイ王室のディスナダ・ディスクル殿下、妻のプアングロイ妃殿下らが出席した。
同財団はケシの栽培、麻薬密造ですさんだタイ北部の「黄金の三角地帯」で、陶器生産などの事業を起こし、麻薬と縁を切ることや、雇用創出による地域振興を促してきた。
今回の覚書では、技術者の育成支援、陶芸関係者の交流を進め、両地域の陶器の産地としての強化、友好関係の促進を図る。締結式は来場者と立会人の橋本昌知事に見守られ、山口伸樹市長とディスナダ殿下が覚書に署名した。
あいさつで、山口市長は「お互いに技術を磨き、世界に笠間焼、タイの焼き物を送り出したい」と述べ、ディスナダ殿下は「(覚書に基づく)活動は困難が伴うかもしれないが、一歩一歩前進して実りあるものにしたい」と意気込んだ。