いばらきショートフィルム 大賞に松本監督 「帰ろうYO!」
本県で撮影した短編映画を通して、県の魅力を広く伝えることができる作品に贈られる第2回「いばらきショートフィルム大賞」の大賞作品に松本卓也監督=東京都出身=の「帰ろうYO!」が6日、選ばれた。授賞式が同日、東京都渋谷区の表参道ヒルズで開かれ、松本さんに橋本昌知事から賞状と賞金100万円が贈られた。
同賞は、県とアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)が連携して創設。県内の撮影シーンが半分以上を占める25分以内の作品が対象で、今回は県内外から82点の応募があった。
大賞作品は、水戸市の千波公園や大串貝塚ふれあい公園、日立市や小美玉市の民家などで撮影された。
作品は、ヒップホップをやめた主人公が、地元で結婚しようと母親に恋人を紹介する直前、恋人の人格が「リズム星人」に乗っ取られてしまう。しかし、彼女のリズムの後押しで、母親への感謝の気持ちを二度とやらないと決めていたラップで伝えるという、笑いと感動をうまく描いた。
SSFF&ASIA代表で審査員を務めた俳優の別所哲也さんは、奇想天外な物語と演技力を評価し、「短い作品の中に茨城という古里と、家族とのつながりという普遍的なテーマが描かれ、茨城に対する愛も描かれていた」と話した。
授賞式で橋本知事に抱き付いて喜びを表現した松本さんは「受賞は次の作品撮影のステップになる。茨城は観光地以外の景色にも魅力がある」と喜んだ。
(高岡健作)
同賞は、県とアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)が連携して創設。県内の撮影シーンが半分以上を占める25分以内の作品が対象で、今回は県内外から82点の応募があった。
大賞作品は、水戸市の千波公園や大串貝塚ふれあい公園、日立市や小美玉市の民家などで撮影された。
作品は、ヒップホップをやめた主人公が、地元で結婚しようと母親に恋人を紹介する直前、恋人の人格が「リズム星人」に乗っ取られてしまう。しかし、彼女のリズムの後押しで、母親への感謝の気持ちを二度とやらないと決めていたラップで伝えるという、笑いと感動をうまく描いた。
SSFF&ASIA代表で審査員を務めた俳優の別所哲也さんは、奇想天外な物語と演技力を評価し、「短い作品の中に茨城という古里と、家族とのつながりという普遍的なテーマが描かれ、茨城に対する愛も描かれていた」と話した。
授賞式で橋本知事に抱き付いて喜びを表現した松本さんは「受賞は次の作品撮影のステップになる。茨城は観光地以外の景色にも魅力がある」と喜んだ。
(高岡健作)