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「見守りお願いします」 防災無線に児童の声 龍ケ崎

見守り放送の収録に臨んだ中橋彩花さん(右)と堀越啓太君=龍ケ崎市役所
見守り放送の収録に臨んだ中橋彩花さん(右)と堀越啓太君=龍ケ崎市役所


「こちらは『防災龍ケ崎』です。見守りお願いします」。龍ケ崎市は、小学生の下校時間に合わせて放送している防災無線を2学期から刷新した。放送は児童の声を届ける形を取っており、新たに男女2人の子どもたちが収録を行った。3日から放送を開始した。

同市では児童の下校の際、地域の人たちが付き添う見守り活動が行われている。今年2月から、小学生自らが見守りを呼び掛ける放送を週2回実施。市民からは「子どもたちを気に掛けるようになった」と好意的な意見が寄せられている。

今回、市立大宮小6年、中橋彩花(あやか)さん(11)と堀越啓太君(12)が2日、市役所の防災無線室で収録に取り組んだ。2人は録音した自分の声を何度も聞き返し、言葉と言葉の間を空けたり、大きな声を出したりして、納得するまでマイクを離れなかった。

2人は「地域の人たちへの感謝の気持ちを込めた。上手に声を出せたと思う」と話した。放送は今後、新学期を迎えるたびに、呼び掛ける小学生を代えて行われる。(鹿嶋栄寿)

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