2015年9月21日(月)

被災史料の修復助言 茨城史料ネット、常総で保全活動

被災地の名家などを訪れ資料の現状を尋ねる「茨城史料ネット」のメンバーら=常総市内
被災地の名家などを訪れ資料の現状を尋ねる「茨城史料ネット」のメンバーら=常総市内

鬼怒川決壊に伴う水害被害を受け、被災した文化財・歴史史料の救出活動を行っている民間団体「茨城史料ネット」は、被災地の常総市内で、旧家などに眠る古文書やびょうぶといった史料についての情報提供を呼び掛けている。史料の保全や修復を助言する。

同団体は茨城大、筑波大など、県内の学生や教員が主体で活動。東日本大震災をきっかけに、2011年7月に発足した。県内外の被災地を訪ね、文書史料などの救出や保全活動を行っている。

今回は同市の教育委員会と連携し、村史や市史編さん時の協力者を中心に、「史料所在地図」を作成した上で各家庭を訪ねる。

18日には茨城大の添田仁(ひとし)准教授や学生、県立歴史館の職員ら8人が参加し、同市水海道地区を中心に被災状況や史料の現状を確認した。一行は旧家を訪ね、支援物資を手渡すとともに「水でぬれても、史料は修復できます」と呼び掛けた。この日は計13軒を回った。

筑波大の白井哲哉(てつし)教授は「その土地に何の記録があったか分かるだけでも価値がある。数百年残ってきた貴重な史料の意味を受け止め、伝えていきたい」と話している。情報提供や問い合わせは茨城史料ネット事務局(電)029(228)8118へ。

(安ケ平絵梨)

最近の記事

2016 年
 7 月 29 日 (金)

メニュー
投稿・読者参加
サービス