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全女子に防犯ブザー 茨城大、学生の安全確保狙い

水戸署員を講師として開かれた茨城大の女子学生対象の防犯講習会=水戸市文京
水戸署員を講師として開かれた茨城大の女子学生対象の防犯講習会=水戸市文京
茨城大の全女子学生に配布される防犯ブザー
茨城大の全女子学生に配布される防犯ブザー


水戸市文京2丁目の茨城大周辺で学生が巻き込まれる事件が多発していることを受け、同大は年度内に、全ての女子学生に防犯ブザーを配布する。ブザー配布は同大の緊急対策の一環で、大学院生を含む計約2800人の女子学生全てを対象とする。学生からは「持っていると安心感はある」と歓迎する声が挙がっている。

同大はこれまで、希望者にブザーを貸与してきたが、学生の安全確保には全女子学生への配布が必要と判断した。

水戸署によると、今年に入り11月末までの同大周辺の刑法犯認知件数は411件で、前年同期に比べ25件減少している一方、性犯罪の認知件数も数件あり、前年同期より増えているという。

同大には、学生から「路上で持ち物を強奪された」「留守中のアパートに侵入された」「夜間に不審者から声を掛けられた」などの相談が相次いでいる。

こうした状況を踏まえ、同大の三村信男学長は1日、大学ホームページや大学構内の掲示板に緊急メッセージを発表、学生たちに注意を呼び掛けた。

同大は16日、緊急対策の一環として、女子学生を対象とする防犯講習会を実施。約100人の学生が参加し、水戸署の女性警察官が大学周辺の犯罪発生状況を説明。施錠の徹底を訴えるとともに、会員制交流サイト(SNS)への個人情報公開がはらむ危険性を指摘した。

講習会に参加した同大教育学部2年の渡辺麻結さん(19)は「身近で犯罪が起きていることを実感した。必ず鍵を掛けるなど生活の中でできることを徹底し、自分の身を守るよう心掛けたい」と話した。ブザー配布について、同学部2年の小平彩華さん(20)は「ブザーは小学生のイメージだが、大学生になれば使い方も変わり、的確に使用できると思う。持っていると安心感はある」と話した。    (関口沙弥加)

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