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給食に水戸ゆかりの味 日本遺産認定1周年記念献立

「日本遺産認定一周年献立」を楽しむ子どもたち=水戸市姫子
「日本遺産認定一周年献立」を楽しむ子どもたち=水戸市姫子


弘道館や偕楽園などが日本遺産に認定されて1周年となるのを記念し、水戸市にゆかりのある食材を使った「日本遺産認定一周年献立」が9日、同市内の小学校で提供された。同市姫子1丁目の市立梅が丘小(矢萩賢一校長)では子どもたちが「おいしい」と笑顔で味わっていた。

献立は「鮭(さけ)の梅ソースかけ」や水戸市で採れる食材を使った「みとっぽ汁」など5品。日本遺産1周年を記念して食材を通じて郷土愛を育んでもらおうと市が実施。観梅で有名な偕楽園やサケが上る那珂川にちなみ、梅やサケなどの食材を使用。水戸市産のコシヒカリや野菜なども取り入れた。2〜12日の間に、全市立小中学校で1回ずつ提供される。

梅が丘小6年4組では、子どもたちが水戸のゆかりの食材を頬張った。寺門和香奈さん(11)は「梅干しが大好きなので、梅ソースがかかっていてとてもおいしかった」と笑顔を見せた。高橋靖水戸市長も給食に参加し、児童らと給食を楽しんだ。

給食前の4校時目は日本遺産に関する授業を実施。市が昨年度から導入した水戸の先人の生き方や教えを学ぶ「水戸教学」の一環で、弘道館を中心とする教育遺産群について勉強した。子どもたちからは「県外の日本遺産にも行きたい」などの声が上がった。 (成田愛)

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