第98回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間・甲子園)に3年ぶり16度目の出場を決めた常総学院高野球部の選手と関係者が29日、県庁や土浦市役所、茨城新聞社などを訪れ、甲子園での活躍を誓った。

訪問したのは、中村迅主将、鈴木昭汰選手、有村恒汰選手(以上3年)の3人と佐々木力監督、桜井富夫理事長、玉井尚良校長ら。

一行は県庁で橋本昌知事に甲子園出場を報告。橋本知事は2003年夏の甲子園で同校が優勝したことに触れ、「2回目の優勝目指して頑張って」と激励した。佐々木監督は「春(の甲子園出場時)よりレベルアップしている。茨城代表として何としても1勝したい」と決意を語り、中村主将は「茨城の皆さんの声援を力に頑張りたい」と意気込んだ。有村選手は「一日でも長くこのチームでやりたい」と話し、鈴木選手は「まずは一つ一つ、先を見ないで勝っていく」と力を込めた。

組み合わせ抽選会は8月4日に行われる。

一行は県庁を訪れる前、土浦市役所を表敬訪問した。中村主将が「土浦市民に感動を与えられるプレーをしてきたい」と力強く宣言。中川清市長は「優勝旗をぜひ持ち帰ってほしい。市民みんなで応援するので、常総らしい爽やかなプレーで頑張ってほしい」と激励した。(矢幡佳那子、藤崎和則)