次の記事:大井川知事「記憶一切ない」

リオ五輪2016 卓球男子団体 「真晴」コール沸く 東海村

吉村真晴選手に声援を送る東海ジュニア卓球クラブの関係者=東海村舟石川
吉村真晴選手に声援を送る東海ジュニア卓球クラブの関係者=東海村舟石川


リオデジャネイロ五輪の卓球男子団体で、日本は銀メダルを獲得した。東海村出身の吉村真晴(まはる)選手(23)が小学生時代に所属していた「東海ジュニア卓球クラブ」の子どもたちと保護者ら約30人は18日、同村舟石川の東海卓球センターで、夢の舞台に立つ先輩に声援を送り、同種目でメダル初獲得の快挙をたたえた。

吉村選手は小学生だった6年間、同クラブで過ごした。同クラブ代表の本石章司さん(68)は当時の吉村選手について「努力家でサーブの練習を繰り返していた」と振り返る。変化が読みにくいサーブは吉村選手の代名詞だが、本石さんは「まさかここまでの実力をつけるとは思わなかった」と話した。

五輪開幕前の7月24日、吉村選手は同クラブの練習拠点である同センターを訪れ、練習していた子どもたちとの記念撮影に応じた。

子どもたちにとって憧れの先輩である吉村選手は、五輪決勝の中国戦で、ダブルスとシングルスに登場。得点するたび「真晴」コールで沸き、ダブルスで1ゲームを先取した際には盛り上がりが最高潮に達した。

吉村選手は第4試合のシングルスで力尽きた。それでも銀メダルの快挙をたたえ、大きな拍手が送られた。

村立中丸小5年、鈴木瑛太君(11)は「吉村選手は格好良かった。自分も中国の選手と対戦してみたい」と話した。今夏のインターハイに出場した大成女子高3年、菊池紗央里さん(17)は「吉村選手はクラブの誇り。ミスが少ないところを見習いたい」と興奮気味に語った。

本石さんは「東京五輪ではもう一回り、二回り成長して金メダルを取ってほしい」と期待を込めた。 (斉藤明成、杉野碧)

最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース