水戸三高創立90周年 元サッカー女子日本代表、澤穂希さん体験語る
県立水戸三高(森田浩一校長)の創立90周年式典が28日、水戸市三の丸2丁目の同校体育館で開かれ、元サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の澤穂希さんが、「夢はみるものではなく、かなえるもの」と題した記念講演を行い、「どんな夢でも目標でもまずは持つことが大事」と生徒らに語り掛けた。
澤さんは6歳の時からサッカーを始め、15歳で初めて日本代表となった少女時代を紹介。「小さい頃から活発だったが、運動神経は悪かった。実はシュートも苦手です」と意外なエピソードが語られるたび、生徒からは驚きの声が上がった。
大学に進学し、教員を目指したものの、強豪国アメリカでサッカーをプレーする夢も捨てきれず、葛藤した時期があった。だが「やらないで後悔するよりもやって後悔した方がいい」と決心。大学を中退して渡米し、世界を舞台に活躍する道を選んだ。「思えば、10代のころから世界一を目指していた」と当時を振り返った。なでしこジャパンは2011年に女子ワールドカップ(W杯)で優勝し、澤さんは中心選手としてチームを引っ張った。
30年余のサッカー人生を踏まえ、最後に澤さんは「皆さんには好きなことを見つけてそれに向かって諦めずに進んでほしい。夢を実現して」と生徒にエールを送った。
質疑応答の時間も設けられ「部活のチームをまとめるにはどうすればいいか」、「プレッシャーに打ち勝つ方法はあるか」といった生徒らの質問にも、澤さんは体験談を交えて丁寧に応じていた。
講演を聴いた同校2年の鈴木弥央(みお)さん(16)は「澤さんは高い目標を持って世界一を目指した人。私も看護師になる夢をかなえるために努力したい」と話していた。 (鈴木剛史)
澤さんは6歳の時からサッカーを始め、15歳で初めて日本代表となった少女時代を紹介。「小さい頃から活発だったが、運動神経は悪かった。実はシュートも苦手です」と意外なエピソードが語られるたび、生徒からは驚きの声が上がった。
大学に進学し、教員を目指したものの、強豪国アメリカでサッカーをプレーする夢も捨てきれず、葛藤した時期があった。だが「やらないで後悔するよりもやって後悔した方がいい」と決心。大学を中退して渡米し、世界を舞台に活躍する道を選んだ。「思えば、10代のころから世界一を目指していた」と当時を振り返った。なでしこジャパンは2011年に女子ワールドカップ(W杯)で優勝し、澤さんは中心選手としてチームを引っ張った。
30年余のサッカー人生を踏まえ、最後に澤さんは「皆さんには好きなことを見つけてそれに向かって諦めずに進んでほしい。夢を実現して」と生徒にエールを送った。
質疑応答の時間も設けられ「部活のチームをまとめるにはどうすればいいか」、「プレッシャーに打ち勝つ方法はあるか」といった生徒らの質問にも、澤さんは体験談を交えて丁寧に応じていた。
講演を聴いた同校2年の鈴木弥央(みお)さん(16)は「澤さんは高い目標を持って世界一を目指した人。私も看護師になる夢をかなえるために努力したい」と話していた。 (鈴木剛史)