茨城県のイメージアップを図ろうと県などは16日、東京・銀座の茨城マルシェで「2016年度いばらきを知ろう!大キャンペーン」のPRイベントを開いた。橋本昌知事や、本県出身お笑い芸人らで結成した「のびーるいばらき宣伝隊」が本県の自然や食、観光地などの魅力を紹介した。

会場には宣伝隊のピース・綾部祐二さん(古河市出身)と渡辺直美さん(石岡市出身)、県非公認キャラクター「ねば〜る君」が登場。綾部さんの後輩でトレンディエンジェル・たかしさんと齋藤司さんも応援に駆け付けた。

民間調査会社の都道府県魅力度ランキングで、本県が4年連続で最下位になったことが話題になると、綾部さんは納得しない表情を見せ、「茨城には納豆だけじゃない魅力がたくさんある。多くの本県出身者と一緒に茨城の魅力をPRしたい」と意気込んだ。

茨城県の秋冬の見どころとして花貫渓谷(高萩市)や筑波山の紅葉ライトアップの絶景、あんこう鍋や常陸秋そばなどの食をユーモアたっぷりの掛け合いで紹介。渡辺さんは「あんこう鍋はコラーゲンたっぷりで女性にも人気でお薦め」と話した。

神奈川県出身の齋藤さんは、常陸秋そばを使った「つけけんちんそば」を初めて試食し、「そばの風味とけんちんのだしの繊細さが合っていて、おいしい」と驚きの表情を見せた。

会場では、宣伝隊も登場する県の新しいPR動画もお披露目され、牛久大仏と自由の女神像、セントラルパークと偕楽園など、本県と米国ニューヨークの共通点を挙げながら、海外にも負けない本県の魅力をPRした。

(高岡健作)