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麻生東小、お笑い芸人が統計授業 行方

統計に関する出前授業を行うお笑い芸人「オスペンギン」の2人=行方市蔵川
統計に関する出前授業を行うお笑い芸人「オスペンギン」の2人=行方市蔵川


お笑い芸人が児童に統計の授業を行う「おもしろ統計塾」の授業が8日、行方市蔵川の市立麻生東小学校(生井沢忠夫校長)で開かれた。同市と地域活性化に関する事業連携協定を結んでいる芸能プロダクション「吉本興業」所属で、「茨城県住みます芸人」として県内を拠点に活動しているお笑いコンビ「オスペンギン」を講師に迎え、児童たちは本県や同市など地元の統計情報に関する問題を解きながら、楽しく統計を学んだ。


同塾は、児童に統計の役割や統計グラフの見方などを学びながら、地元への理解を深めてもらおうと、2012年から県統計課職員が小学校に出向いて行っている。今回は同校の4年生45人を対象に、県知事から「いばらき統計サポーター」の委嘱を受けたオスペンギンの山中崇敬さん、でれすけさんが講師となって実施した。

授業では「茨城県が生産額日本一の工業製品は」「行方市の農業産出額は県内で第何位か」などの問題に、児童たちは4択から解答した。オスペンギンの2人が冗談を交えた軽妙なトークで、児童たちの興味を引きつけた。終始笑い声が絶えない授業で、大貫大晶さん(10)は「統計を分かりやすく勉強できた。芸人さんは面白かった」とうれしそうに話した。

また、県統計課職員が統計のまとめ方のこつなど伝授。「上手に統計をまとめ上げるにはどうしたらよいか」と児童から質問を受けると「どこを対象に調査するのかをしっかり考え、アンケート調査をきちんやることが大事」と強調した。

同市と吉本興業は昨年12月に協定締結。「なめがたエリアテレビ」の番組制作やイベントへの芸人派遣、住民参画のお笑い劇団立ち上げなども、今後、両者が協力しながら進めていく。 (三次豪)

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