2017年2月11日(土)

水戸と蝦夷、関わり紹介 アイヌ刺繍、工芸品鑑賞も

講演とギャラリートークを楽しんだみと・まち・探訪=県立歴史館
講演とギャラリートークを楽しんだみと・まち・探訪=県立歴史館

県立歴史館で開催中のアイヌ工芸品展「イカラカラ-アイヌ刺繍(ししゅう)の世界」を通して、水戸とアイヌとの関わりを考える茨城新聞みと・まち・情報館の第2回みと・まち・探訪が10日、水戸市緑町の同館で開かれた。参加者約30人は、歴史館主任研究員の由波俊幸さんの「歴史秘話アイヌと水戸」と題した講演ほか、同学芸課長の飯塚信久さんのギャラリートークを聞いた。

講演会で由波さんは、水戸藩第2代藩主の徳川光圀が蝦夷地へ快風丸を3回派遣したほか、9代藩主斉昭も幕府へ蝦夷地拝領願を出したり、家臣を蝦夷探検に向かわせたりなど、水戸との関わりを紹介。そのほか、企画展の裏話として、開催までには2〜3年かけて準備し、展示資料を分かりやすく配置する会場デザインに力を入れるなど学芸員の苦労も語った。

続いて、アイヌ刺繍を施した工芸品などを鑑賞。樹皮やサケの皮で作られた衣服もあるなど、自然素材を大切にしたアイヌの一面を浮き彫りにするとともに、飯塚さんは「アイヌの刺繍の文様は家ごとに違うオリジナル」と紹介した。

同展で参加者らは、国宝「伊能忠敬測量図」や重要文化財「日本国図」、水戸藩士の豊田天功が著わした「北島志」をはじめ、蝦夷地探検関連の史料に見入った。       (武藤秀明)

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