昨夏の第98回全国高校野球選手権大会で3年ぶりに8強入りした常総学院野球部員の送別会が5日、同校野球場で開かれた。同日の卒業式を終えた卒業生28人とマネジャー2人は一人一人があいさつし、新天地での活躍を誓った。

卒業生は全員が大学で野球を続ける。東京六大学野球リーグの法大に進学するエースの鈴木昭汰は「プロで活躍するために法大を選んだ。充実した4年間にしたい」と語った。夏の甲子園準々決勝で好投した倉田希は東都大学野球リーグ2部の立正大へ進み、「鈴木昭汰を追い抜きたい」と意気込んだ。

3年連続の選抜高校野球大会出場を狙った新チームは昨秋の県大会で6年ぶりの初戦敗退。法大に入学する中村迅前主将は「選抜出場はないが、本当の勝負は夏。夏勝つには今の時期が大切になるので、監督を胴上げできるように頑張って」と後輩たちへエールを送った。

陶山勇軌主将(2年)は「3年生には練習への取り組み方や盛り上げ方を教えてもらった」と卒業生に感謝した。　(矢幡佳那子)