元巨人・屋鋪さん、SL熱弁 ひたちなか、ファン30人前に撮影逸話
プロ野球・元巨人選手で熱狂的な鉄道ファンで知られる屋鋪(やしき)要さん(57)のトークショーが18日、ひたちなか市東本町の「那珂湊第壱車庫」で開かれ、全国の蒸気機関車を撮影した逸話に集まった鉄道ファン約30人の心をくすぐった。
ひたちなか海浜鉄道湊線を生かしたまちづくりに取り組む「三鉄ものがたり実行委員会」が主催した。鉄道専門誌「レイルマガジン」前編集局長の名取紀之さん(60)も招き、トークショーを進行した。
屋鋪さんは全国で約600両保存されている蒸気機関車を全て撮り、写真集を出したほどの鉄道ファン。
トークショーで屋鋪さんは鉄道に魅せられたのは野球を始める以前の小学2年生の時で、友人宅で蒸気機関車の写真集を見たのがきっかけだと明かした。
中学校からは野球漬けの生活だったが、プロ引退後に子どもと行った交通博物館で、小学生の時に家族旅行の北海道で目にした蒸気機関車と同型車両があり、「運命的な出合い」をした。
再び鉄道熱に火が付き、野球教室のついでに各地の蒸気機関車を撮り続けたという。南大東島(沖縄)の1両を残し、屋鋪さんの活動のすごさを息子から教えられた妻が同島までの航空券を用意したという心温まるエピソードも披露した。 「プロ野球の経験は鉄道に全く生かされていない」と冗談交じりに言った屋鋪さんに、名取さんは「集中力や精神的強さは半端ない」と話した。 (斉藤明成)
ひたちなか海浜鉄道湊線を生かしたまちづくりに取り組む「三鉄ものがたり実行委員会」が主催した。鉄道専門誌「レイルマガジン」前編集局長の名取紀之さん(60)も招き、トークショーを進行した。
屋鋪さんは全国で約600両保存されている蒸気機関車を全て撮り、写真集を出したほどの鉄道ファン。
トークショーで屋鋪さんは鉄道に魅せられたのは野球を始める以前の小学2年生の時で、友人宅で蒸気機関車の写真集を見たのがきっかけだと明かした。
中学校からは野球漬けの生活だったが、プロ引退後に子どもと行った交通博物館で、小学生の時に家族旅行の北海道で目にした蒸気機関車と同型車両があり、「運命的な出合い」をした。
再び鉄道熱に火が付き、野球教室のついでに各地の蒸気機関車を撮り続けたという。南大東島(沖縄)の1両を残し、屋鋪さんの活動のすごさを息子から教えられた妻が同島までの航空券を用意したという心温まるエピソードも披露した。 「プロ野球の経験は鉄道に全く生かされていない」と冗談交じりに言った屋鋪さんに、名取さんは「集中力や精神的強さは半端ない」と話した。 (斉藤明成)