2017年4月13日(木)

チョウザメの西京漬け  寺田屋とフジキン、連携し商品開発

バジルオイル漬けも

チョウザメ加工品をPRする寺田屋の寺田弘二社長(右から2人目)とフジキンの北川栄一特任執行役員(同3人目)ら=つくば市御幸が丘
チョウザメ加工品をPRする寺田屋の寺田弘二社長(右から2人目)とフジキンの北川栄一特任執行役員(同3人目)ら=つくば市御幸が丘

水産加工の寺田屋(常総市、寺田弘二社長)は、つくば市でチョウザメ養殖に取り組むバルブメーカー、フジキン(本社大阪市)と連携し、チョウザメの西京漬け商品を開発した。養殖から加工まで県内で一貫して行う「オール茨城」の商品として、今月、販売を始め、常総市のふるさと納税の返礼品にも採用された。両社は、国内では食用としてなじみの薄いチョウザメの肉を「キャビアフィッシュ」として売り出し、新たな食文化を提案するとともに、ビジネスモデルとして定着させたい考えだ。


淡水魚のチョウザメは、サメとは別の種類で、臭みがなく、淡泊な味わいが特徴。欧州では卵のキャビアだけでなく、肉も高級食材として親しまれている。

商品は、西京みそを使った上品な味わいの「西京漬け」のほか、「バジルオイル漬け」の2種類。「下町キャビアフィッシュセット」の名称で販売する。歯応えがあるため、切り身の厚さを抑えて、細かい穴を開けて味が染みこむよう工夫した。グリルやフライパンで簡単に調理できる。

食材を提供するフジキンは、本業と並行して、つくば市内の事業所でチョウザメの人工ふ化や養殖に取り組んでいる。1998年にはバルブ設計技術を用いて世界で初めて、水槽での完全養殖に成功した。これまでレストラン向けの出荷が中心だったため、一般消費者向けの商品開発を模索していたところ、常陽産業研究所の仲介で寺田屋との連携が実現した。

寺田屋も本県産の魚を使った商品開発は初めて。店舗やインターネットショップで、5パック入り7千円(税抜き)で販売する。

フジキンの北川栄一特任執行役員は「チョウザメを加工して食べる文化を広げたい」と話す。寺田社長は「茨城発で、チョウザメ肉を使った新たなビジネスモデルを発信したい」と意欲を見せる。 


(磯前有花)

チョウザメの西京漬けとバジルオイル漬けのセット
チョウザメの西京漬けとバジルオイル漬けのセット

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