光圀の幼少期描く 弘道館で初朗読劇 水戸
水戸藩2代藩主、水戸光圀の幼少期を描いた朗読劇が22日、水戸市三の丸の弘道館であり、歴史的建造物の中で150人が聴き入った。弘道館での朗読劇は初めて。水戸城下で生まれ、三男ながら初代藩主頼房の跡継ぎとして指名され、江戸の小石川藩邸に移るまでを描いた。
水戸朗読の会(寺門幸子代表)が公演。時代小説「水戸光圀」(村上元三さん著)が原作。光圀役は、ひたちなか市の中学1年、大貫美緒さん(12)が担った。津軽三味線奏者の踊正太郎さんの演奏が劇を盛り上げた。
公演では、酒に酔った父頼房から斬首された藩士の生首を取ってくるよう命令され、7歳の光圀が引きずりながら持ち帰り「この後、家来にはこのようなことはお言いつけくださりませぬよう」と藩主をたしなめたエピソードなどが紹介された。
寺門代表は「貴重な文化遺産の中で公演できたのは身に余る光栄だ」と話した。大貫さんは「最初は緊張したが、後半はうまく演じることができた。偉い人物の姿を伝えることができた」と振り返った。
10月には第2弾として、光圀の7〜15歳編の公演を企画している。 (清水英彦)
水戸朗読の会(寺門幸子代表)が公演。時代小説「水戸光圀」(村上元三さん著)が原作。光圀役は、ひたちなか市の中学1年、大貫美緒さん(12)が担った。津軽三味線奏者の踊正太郎さんの演奏が劇を盛り上げた。
公演では、酒に酔った父頼房から斬首された藩士の生首を取ってくるよう命令され、7歳の光圀が引きずりながら持ち帰り「この後、家来にはこのようなことはお言いつけくださりませぬよう」と藩主をたしなめたエピソードなどが紹介された。
寺門代表は「貴重な文化遺産の中で公演できたのは身に余る光栄だ」と話した。大貫さんは「最初は緊張したが、後半はうまく演じることができた。偉い人物の姿を伝えることができた」と振り返った。
10月には第2弾として、光圀の7〜15歳編の公演を企画している。 (清水英彦)