住宅設備機器・建材の総合メーカー「LIXIL(リクシル)」茨城支店(水戸市元吉田町、福田隆一支店長)が、車で子どもたちを見守る活動を始めた。24日に出陣式が開かれ、ステッカーが貼られた35台の営業車がパトロールに出発し、子どもたちに危険がないか目を光らせた。

この活動は、同社が地域との対話の場として開催する「コミュニティ・ダイアログ」で、地元の自治会「吉田地区自治実践会」(加瀬孝雄会長)などから提案されたのがきっかけ。今後、同市を中心に活動し、不審者などを発見した際、市や県警に情報提供する。

同市元吉田町のLIXIL水戸ショールームであった出陣式には、高橋靖市長や田所嘉徳衆院議員、森島貞一水戸警察署長ら関係者約100人が出席。皆で「子どもたちを守るぞ」と三唱し、同店のスタッフが「こどもを守る110番の車」と書かれたステッカーを貼った営業車に乗り込んだ。

福田支店長は「活動を通して、将来的に会社が地域に根差した企業に成長できれば」と期待、加瀬会長は「今後も、優しく温かい目で子どもたちを守る活動を続けたい」と力を込めた。


(鈴木剛史)