“行方グルメ”をPRする「なめがた大地の春まつり」(行方市、なめがた食彩マーケット会議主催)が30日、行方市玉造甲の道の駅たまつくりで開かれた。今年は、JAなめがた甘藷(かんしょ)部会連絡会の日本農業賞大賞の受賞を記念して「さつまいもフェア」を実施、同市産サツマイモ詰め放題などのイベントが行われ、多くの来場者でにぎわった。

農業や漁業、畜産業などが盛んな同市ならではの春恒例のグルメフェス。食に関わる市内の出品者のテントが立ち並ぶ中、ひときわ人だかりができていたのが“サツマイモの山”の周り。しっとりした甘さが売りの同JA産「熟成紅こがね」の詰め放題コーナーで、来場者は紙袋いっぱいにサツマイモを詰め込んでいた。

土浦市から友人2人と来た主婦(65)は「行方のお芋は甘くておいしいのは知っていて友達と来た。たくさんのお芋が取れてうれしい」と話した。

また、同市が生産量日本一を誇るコイ料理の試食も人気で、来場者はコイの唐揚げなどを笑顔で頬張っていた。このほか、女性農業士グループ「紅」による米粉たこ焼きや、同市産「美明豚」の串火焼きなども販売された。　　(三次豪)