2017年5月20日(土)

上曽トンネル、事業促進へ合意書 桜川・石岡市が来年度着手

桜川市と石岡市を結ぶ「上曽(うわそ)トンネル」の整備促進に向け、両市は19日、桜川市羽田の桜川市役所大和庁舎で合意書を締結した。合併特例債や交付金を財源に、両市が市道整備事業として進めていく。本年度は設計の見直しなどを進め、2018年度の事業着手を目指す。両市と県の3者による「上曽トンネル整備事業調整協議会」発足式の中で、合意書を交わした。

県道石岡筑西線上曽トンネル整備事業は、石岡市上曽と桜川市真壁町山尾を結ぶ延長6・1キロで、うちトンネル部分3・5キロを計画。01年度に起工式が行われたが、用地取得の難航や県の財政難から、事業全体の進捗(しんちょく)率は事業費ベースで11%にとどまっていた。

発足式には、大塚秀喜桜川市長と今泉文彦石岡市長が出席。合意書により、すでに事業が進められていた石岡市側の0・52キロ部分を除く計5・58キロを整備区間とし、両市が市境までの区間をそれぞれ整備することを確認した。整備区間は石岡市が2・95キロ(トンネル部分1・96キロ)、桜川市が2・63キロ(同1・58キロ)。

事業は今後、両市が県道を市道に変更して市道整備事業として進める。財源は両市の合併特例債、国や県の交付金を活用。事業費としてこれまで110億円を見込んでいたが、本年度、設計を見直すことにより、改めて計算し直す。両市とも18年度に事業着手、合併特例債期限の25年度までの完成を目指す。

発足式で大塚市長は「安全性や利便性の向上、県西と県南の連携や交流拡大が見込まれ、地域活性化に大いに寄与すると確信している」とあいさつ。今泉市長は「長年の懸案であったトンネル。非常に険しい峠道を上るような気持ちだったが、この日を待ち望んでいた。これからまた峠道が続くが、皆さんと一丸となって進めていきたい」と力を込めた。 (平野有紀、高畠和弘)

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