2017年6月17日(土)

地上の「星座」、衛星に届け 高萩の全小学生

電波反射器使い挑戦

電波反射器を垂直に立て撮像に取り組む児童=高萩市安良川
電波反射器を垂直に立て撮像に取り組む児童=高萩市安良川

高萩市内の全小学校児童が15日、陸域観測技術衛星「だいち2号」からの電波を使って地上に星座を描くプロジェクトに取り組んだ。市内4小学校の各校庭に、自分たちが作った電波反射器(リフレクター)を持って衛星からの電波を反射。約1300人の子どもたちが星となって星座を構成した。

「だいちの星座・たかはぎ座プロジェクト」は芸術への参加を通して、宇宙への関心を育むのが狙い。人工衛星が発信した電波を反射し、衛星が受けた電波を星座のように画像化するプロジェクト。金沢美術工芸大(石川県)の鈴木浩之准教授とJAXA(宇宙航空研究開発機構)の大木真人研究員の2人が組んで2014年から実施。今回は参加人数で過去最高の規模となった。

12、13の両日、各校児童は新聞紙1ページ分の大きさの板にアルミホイルを貼り付け、電波反射器を準備した。

同市安良川の市立高萩小(落合武校長、324人)では衛星が上空を通過する午前11時42分40秒の前後2分間、1〜6年生が校庭に2メートル間隔で整列し、上空約630キロを通過する人工衛星に向かって電波反射器を立てた。

6年の小野静夏さん(11)は「反射板のアルミを貼るのが大変だった。人工衛星に反射したものがどういう画像に出来上がるのか楽しみ」と期待。緑川依冴(いちご)君は「全校児童でこんな大きなことをやるのがすごい。電波の種類を調べてみたい」と感想。

鈴木准教授は「児童たちの質問を聞いて、科学の心を芸術が育てたと思った。子どもたちには知識を実際に体験する取り組みを続けてほしい」と話した。画像化した星座はポスターにして各校に配布するほか、秋の市子ども作品展で展示する。 (飯田勉)

全国・世界のニュース

2017 年
 7 月 24 日 (月)

メニュー
投稿・読者参加
サービス