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麻薬犬の嗅覚に歓声 神栖三中、税関業務の理解深める

麻薬探知犬の実演に歓声を上げる生徒たち=神栖市知手中央
麻薬探知犬の実演に歓声を上げる生徒たち=神栖市知手中央


横浜税関鹿島税関支署(佐藤良之支署長)の「税関教室」が22日、神栖市知手中央の市立神栖第三中学校(栗原秀雄校長、生徒数353人)で開かれた。全校生徒が参加し、麻薬探知犬のデモンストレーションを見学するなどして税関業務への理解を深めた。

税関教室は、税関職員の仕事や不正薬物使用の恐ろしさを学んでもらうのが狙い。同支署は本年度、同校を皮切りに、市内の中学校を中心に税関教室の実施を進めていく考え。

佐藤支署長が「税関の安全・安心な社会実現の使命」として、輸出入貨物の検査など不正薬物の水際での取締業務を説明。昨年、茨城空港であった覚醒剤密輸事件で押収した薬物の写真などを見せながら、「薬物は心も体もボロボロにする。自分だけでなく家族や親族も巻き込む問題で、絶対に手を出してはいけない」と訴えた。

続いて麻薬探知犬、シェパードの「アトム」とラブラドールレトリバーの「パキラ」が登場。鍛えた嗅覚で箱やバッグに隠された薬物を嗅ぎ当てると、生徒たちから歓声が上がった。

3年の才賀靖文さん(15)は「税関がさまざまな業務で、不正薬物の防止に努めていることが分かった。麻薬探知犬とパートナーの信頼関係が伝わってきた」と話した。


(関口沙弥加)

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