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暖冬でも育つモモ 農研機構の「さくひめ」

農研機構が育成したモモの新品種「さくひめ」=つくば市藤本
農研機構が育成したモモの新品種「さくひめ」=つくば市藤本


農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、つくば市)は28日、冬の気温が高くても栽培可能なモモの新品種「さくひめ」を育成したと発表した。早く実るわせで、主要品種よりもさらに早く収穫でき、同等の品質が見込める。開花に必要な低温にさらす時間が従来品種の半分ほどで良く、同機構は「地球温暖化が進行して冬の気温が高くなっても、安定した栽培ができる」と期待する。

さくひめは、花が他の品種より早く咲くことから命名された。亜熱帯でも栽培できるが品質が劣るブラジルの品種と、味が良い日本の品種「ちよひめ」などを掛け合わせた。

果肉は白色で、果実の重さは約250グラム。糖度は12〜13度ほどで、品質はわせの主要品種「日川白鳳」と遜色ないという。

つくば市で栽培した場合、収穫のピークは6月下旬となり、日川白鳳と比べ5日程度早い。宮崎県では開花期がさらに早まり、6月上旬には収穫可能となり、高価格帯での販売も見込める。日本全国で栽培可能だが、同機構は「わせ品種の栽培が多い西日本を中心に普及することが期待される」としている。

2016年に品種登録を出願し、近く登録される見通し。苗木は今年秋から販売予定。今年植えた苗木は、19年から収穫できる。

同機構の八重垣英明核果類育種ユニット長(48)は「さくひめの栽培が広がればうれしい。今後も暖かい地域でも栽培できる品種を作りたい」と意気込んだ。(磯前有花)

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