北茨城関本小中学校 自ら育てて売り込み
北茨城市立関本小中学校(磯辺文昭校長、児童生徒数163人)の生徒らが24日、同校の正門前で、自分たちで育てた地元の特産品「関本カボチャ」を初めて販売した。生徒たちは販売を知らせる看板を作り、学校前を通過する車などにアピール。用意した約120個があっという間に売り切れた。
カボチャの一般販売はキャリア教育として模擬会社をつくり、生徒会役員らが社長や営業、広報、会計の担当者となって取り組んだ。営業は値段を決めたり販売員を務め、広報では看板を作り、「関本カボチャを販売してます」と大きな声で売り込んだ。
カボチャは1個(約1・5キロ)300円で、小さめのものは相談して値下げした。事前に知らせを受けていた保護者や、車で通り掛かった人などが買い求め、中には10個単位で購入する人もいた。同市大津町の吉田とみえさん(71)は「買い物途中に通り掛かった。苗から人の口に入るまでを体験できることは素晴らしい」と7個購入した。
社長を務めた生徒会長の松本蒼矢さん(15)は「思った以上にお客さんが来てくれた。来年以降も販売を続けて関本小中校の伝統にしたい」と話した。磯辺校長は「今回の経験が将来の職業を考える手助けになれば」と期待した。
同校は昨年度から小中一貫校の特色を生かした教育活動として、1〜9年生の全校児童生徒が関本カボチャの栽培に取り組んでいる。本年度は3アールの畑に肥料散布や定植、わらを敷く作業、収穫を行い、給食の夏野菜カレーの材料や調理実習に提供した。 (飯田勉)
カボチャの一般販売はキャリア教育として模擬会社をつくり、生徒会役員らが社長や営業、広報、会計の担当者となって取り組んだ。営業は値段を決めたり販売員を務め、広報では看板を作り、「関本カボチャを販売してます」と大きな声で売り込んだ。
カボチャは1個(約1・5キロ)300円で、小さめのものは相談して値下げした。事前に知らせを受けていた保護者や、車で通り掛かった人などが買い求め、中には10個単位で購入する人もいた。同市大津町の吉田とみえさん(71)は「買い物途中に通り掛かった。苗から人の口に入るまでを体験できることは素晴らしい」と7個購入した。
社長を務めた生徒会長の松本蒼矢さん(15)は「思った以上にお客さんが来てくれた。来年以降も販売を続けて関本小中校の伝統にしたい」と話した。磯辺校長は「今回の経験が将来の職業を考える手助けになれば」と期待した。
同校は昨年度から小中一貫校の特色を生かした教育活動として、1〜9年生の全校児童生徒が関本カボチャの栽培に取り組んでいる。本年度は3アールの畑に肥料散布や定植、わらを敷く作業、収穫を行い、給食の夏野菜カレーの材料や調理実習に提供した。 (飯田勉)