2017年8月11日(金)

経済、生活向上を 茨城県知事選、有権者の声

注文や期待幅広く 18歳「政治の第一歩」

知事選候補者の演説に拍手する支持者=水戸市内、嘉成隆行撮影
知事選候補者の演説に拍手する支持者=水戸市内、嘉成隆行撮影

県知事選がスタートした10日、有権者からは今後の県政に注文と期待の声が聞かれた。経済、福祉、原発、復興…と幅広い。18歳選挙権で県知事選初の1票を投じる若者は「政治に関わる第一歩」と歓迎した。


まちの活性化に向けた施策を求める声は多い。

水戸市南町で飲食店を経営する陣野匠さん(28)は「県庁所在地にしては市街地が寂しい。まちの商業が活性化するような取り組みを支えてほしい」と、さらなるサポートを求めた。

神栖市、会社員、保立朗さん(57)は「生まれた年に鹿島開発が始まった。人口は増え、地域に潤いは出たが、今後さらなる発展が必要」と指摘。「大学誘致など教育面の整備やにぎわい創出で人口流出を防ぎ、若者が集う魅力あるまちづくりを」と訴えた。

少子高齢化の進展とともに、次世代の暮らしに懸念が増す。

常陸太田市折橋町、無職、根本範邦さん(69)は、「どこの家も子どもが少ない。このままでは空き家ばかりになってしまう」と話し、過疎化対策に重点化を願う。これまでの移住・定住促進の取り組みを認めつつ、「まだまだ」と一層の強化を求めた。

中学1年と小学6年の子どもがいるつくば市並木、会社員、緑川哲史さん(47)は「子どもの医療費は切実。医療福祉費支給制度(マル福)の継続と医療費関連の充実を」と期待する。「茨城は住み良い県。不満はない。魅力は十分ある。どんどんアピールしてほしい」と望んだ。

常総市豊岡町、福祉施設事務員、湯川昌之さん(60)は、障害者福祉の充実を求める。「家族の十分な支援を得られている人もいれば、障害者年金だけが頼りの人もいる」。支援強化を訴え、障害者が生活しやすい公共交通機関、安心できる施設の充実も求めた。

選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられて以降、初めての知事選となる。

水戸市、大学1年、根本知沙さん(18)は「政治に関わる意識が出る。若者に目を向けた政策も一層出てくる」と指摘。教育の平等に向け、収入格差に合わせた助成のほか、「企業誘致や子育て支援の充実により、若い人が地元に戻ってきたくなるような政策実現を」と注文した。

日立市、専門学生、高橋勇輝さん(19)は「東日本大震災で被災し、通れなくなったままの道がまだ残っている」と話し、復旧復興を求めた。県北地域の振興策にも触れ、「大きなショッピングセンターや映画館を呼び込んでほしい。買い物は水戸などに出掛けることが多く、県北地域にも人を集める施設が必要」と話し、県北のにぎわい創出に向けた支援強化を求めた。

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