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【2017知事選】若者の投票率アップ議論 水戸

若者の投票率アップに向けた対策を考える参加者=水戸市緑町
若者の投票率アップに向けた対策を考える参加者=水戸市緑町


27日投開票の知事選に向けて若者に関心を高めてもらおうと、啓発イベント「ちょっと今から選挙いってくる」(NPO法人ドットジェイピー茨城支部主催)が19日、水戸市内で開かれた。10代を含めた大学生などが参加し、選挙の仕組みなど基礎的な知識を学んだほか、若者の投票率アップ策などで意見を交わした。

同支部メンバーが「なぜ選挙に行くのか?」のテーマで、クイズなどを交えながら選挙の意義、情報の収集方法などを解説。若者の選挙離れの現状を伝えながら、「若者が選挙に行かないと若者向けの政策が減る」などと指摘した。1週間後に投票日となる知事選について「一人の若者として政治に意見を反映させてほしい」と呼び掛けた。

続いて、若年層の投票率アップに向けてグループで意見を交換。若者が投票に行かない理由について、政治との距離感や情報不足、政策の恩恵がないなどを挙げた上で、ネット、郵便投票など制度改正▽政治家との意見交換の場▽公約を分かりやすく▽積極的な情報提供-などを対策としてまとめた。投票したら特典が付く「選挙割」、政治情報を面白く発信する「選挙アプリ」の開発など若者ならではの意見も出た。

茨城大2年の小峰愛永さん(20)は「政治を疎遠に感じていたが、関心を高めたい」、同大1年の小川文太さん(18)は「問題意識を持って多くの人と政治について議論していきたい」と話した。 (朝倉洋)

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