2017年10月30日(月)

国土地理院 登山道、効率的修正へ ビッグデータ提供募る

筑波山など

登山者の移動経路(緑色部分)を基に地形図の登山道(赤色)を修正したイメージ図
登山者の移動経路(緑色部分)を基に地形図の登山道(赤色)を修正したイメージ図

国土地理院(つくば市)は、登山者が登山した際にスマートフォンのアプリなどで取得した経路のビッグデータを集め、発行する地図の地形図を修正する取り組みを始めた。筑波山をはじめ全国の山の登山道を早く効率的に修正し、利用者向けに正しい情報を提供するのが狙い。多数の登録者を有する登山者向けアプリ事業者などを対象にデータの無償提供を募る。

国土地理院は、2万5千分の1地形図などの地図情報を提供しており、登山道も地図に明記している。登山道情報は一般登山者や民間地図の基礎情報として使われている。現状では、地形図の登山道の修正は、現地調査など多くの時間と労力が必要となっている。

ビッグデータによる登山道の修正は、登山用のスマホのアプリや、インターネットの登山情報共有サイト事業者から提供を募る。アプリなどの利用者は年々増えており、携帯型GPS(衛星利用測位システム)を使った移動経路や登山記録がネットで公開されている。国土地理院はこうした情報を集め、地形図の登山道の修正を始める。

応募の条件は、全国規模で登山者の移動経路情報を収集している事業者で、登山者(登録者)数が10万人以上、登山記録件数が50万件以上とする。

国土地理院は、集めたデータを基に登山者が多い主要な山から登山道を修正し、本年度中から電子地形図に順次表示していく予定。地名情報課の大塚孝治課長は「登山道のルートが変わっても直っていない場所も多い。データは件数を集めれば精度が高くなる。民間と協力して正確な地形図を提示できれば」と話した。

応募の締め切りは11月19日。問い合わせは地名情報課(電)029(864)5908、(864)6907。

(綿引正雄)

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