2017年11月15日(水)

茨城ロボッツ躍動 バスケB2リーグ 中地区首位に

昇格へ選手補強 入場者増にも力

ファンとハイタッチして開幕戦勝利を喜び合うロボッツの選手たち=9月30日、水戸市青柳公園市民体育館
ファンとハイタッチして開幕戦勝利を喜び合うロボッツの選手たち=9月30日、水戸市青柳公園市民体育館

バスケットボールBリーグの2年目のシーズン開始から約1カ月が経過し、本県の2部(B2)サイバーダイン茨城ロボッツ(以下ロボッツ)は12日の奈良戦に勝って5連勝し、通算成績9勝6敗として中地区のトップに躍り出た。チームは2019年の1部(B1)昇格、20年の日本一を目標に選手を強化し、入場者の増加に力を注いでいる。(報道部・矢幡佳那子)

■選手の支援充実
今季、ロボッツは6人の新加入により選手の強化を図った。中でも、奈良で昨季55試合に先発出場した平尾充庸、B2ブロック王で鹿児島のチュクゥディエベレ・マドゥアバムらリーグ屈指の有力選手の獲得に成功した。12日の試合で通算成績9勝6敗とし、中地区1位(14日現在)に浮上した。新加入選手の活躍が結果につながっている。

岡村憲司スーパーバイジングコーチ(SVC)は「思った通りの補強ができた」とし、9月30日の開幕戦に快勝した直後には「このまま良くなっていけばB1昇格が見える」と手応えを語っていた。

新加入の平尾は、移籍に踏み切った理由について「環境やクラブのフロントの方々の熱意がすごい。ここなら日本一を目指せると思った」と話した。

選手獲得に向けたアピールポイントの一つに、選手待遇の良さが挙げられる。

選手は、チームを支援するステノグループ(水戸市)やビオハーヴェスト(同市)が展開する店舗で、毎月の限度額まで自由に飲食できる。

スポーツクラブ大手のルネサンスと空手道場「遊芸館」は、ジムを無償で使えるよう配慮。新主将の真庭城聖は「遊芸館は貸し切りにしてくれることが多いので助かっている。ルネサンスは、利用者が声を掛けてくれることがあり、触れ合えるのがいい」と、支援に感謝する。

■さまざまな企画
選手の強化と並んで力を注ぐのが入場者を増やす取り組み。B1に昇格するためには、B2で好成績を残すほかに、B1ライセンスの取得が必要になる。

ロボッツは、施設や財政に関する要件は満たしているものの、今季から要件に加えられた「1試合平均入場者数1500人以上」はクリアできていない。昨季の平均入場者数は1048人で、現状のままでは、仮に優勝してもB1に昇格できない。

チームは今季、さまざまな企画を実施していく。開幕に先立ち、「開幕直前 怒濤のプロモーション作戦」として、選手全員参加によるPRチラシの配布や開幕イベント、公開練習などを行った。

10月14日には、サッカーJ2水戸ホーリーホックとロボッツの試合を“はしご”して観戦できるよう、水戸市小吹町のケーズデンキスタジアム水戸と同市青柳の市民体育館をつなぐ無料直行バスを運行した。

第6節終了時点(同28日)の平均入場者数は1361人で、昨季の平均を上回っている。ロボッツの担当者は「1500人が見えてきたが、目標よりは少ない」とし、今後は10代後半〜30代の女性層に向けたプロモーションを中心に目標達成を目指す方針。

★バスケットボールBリーグ
2016年秋に開幕した男子新リーグ。1部と2部に各18チームが所属。それぞれ年間60試合を戦い勝率で順位を決める。チームは本拠地ごとに東、中、西の3地区に分かれ、2部の茨城ロボッツは中地区に所属。戦績などにより1部と2部の入れ替えがある。

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