2017年11月15日(水)

尊徳の教え、理解深める ゆかりの自治体、栃木・日光でサミット

筑西・桜川市民も参加 私欲抑え福利貢献

第23回全国報徳サミット日光市大会で行われたパネルディスカッション=栃木県日光市
第23回全国報徳サミット日光市大会で行われたパネルディスカッション=栃木県日光市

江戸時代後期の農政家、二宮尊徳(1787〜1856年)にゆかりのある自治体でつくる「第23回全国報徳サミット日光市大会」が11日、栃木県日光市平ケ崎の今市文化会館で開催。本県をはじめ全国からの参加者約800人が、農村復興に取り組み、経済に倫理を求めた尊徳の教えのメッセージ性について、専門家の講演や児童の研究発表を通し理解を深めた。

本県からは筑西市の赤荻利夫教育長や金沢良司議長、桜川市の大塚秀喜市長、両市の郷土史研究グループの市民など約100人が出席。2019年秋のサミットが筑西市で開かれることも発表された。

サミットでは、東北大名誉教授の大藤修氏が基調講演し、尊徳の思想の概要を説明。「(尊徳は)過去と未来への責任意識がある。私欲を抑え公共の福利への貢献を説き、「推譲(すいじょう)」の規範を定めた。現代の市場原理主義を超克する思想になり得る」と、意義を強調した。

同市の赤荻教育長は、尊徳の教えを生かしたまちづくりに関するパネルディスカッションで、紙芝居上演などの市民の取り組みを紹介。2年後のサミット同市開催について「万全の体制で皆さんをお迎えしたい」と意欲を示した。

サミットは毎年秋、全国報徳研究市町村協議会の加盟14市町のいずれかを会場に開かれている。同協議会には本県の筑西市と桜川市の2市が加盟。筑西市での開催は07年に続き2回目。18年のサミットは神奈川県小田原市で開かれる。(冨岡良一)

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