両陛下、宇宙センター視察 ルクセンブルク大公と つくば
天皇、皇后両陛下は28日、国賓として来日中のルクセンブルクのアンリ大公とともに、つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターなどを視察された。長女のアレクサンドラ王女も同行した。両陛下が県内を訪問するのは、ベルギー国王夫妻を結城市に案内した昨年10月以来約1年ぶり。
両陛下は大公、王女とともにJR東京駅から特別列車に乗り、午前11時20分ごろ、常磐線土浦駅に到着した。大井川和彦知事らの出迎えを受けて駅北口に向かうと、両国の小旗を振った大勢の市民らから歓迎を受け、手を振って応じた。
同駅前の土浦市役所では郷土芸能「亀城太鼓」と、同市立土浦二小の児童の合唱で歓迎を受け、両陛下や大公らは、笑顔で拍手を送った。
筑波宇宙センターでは、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルの実物や、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大模型を視察した。
はやぶさが持ち帰った小惑星の微粒子について、JAXAの国中均教授から説明を受けると、陛下は「小さいですね」と語り、大公とともに顕微鏡で観察した。
飛行服を着た宇宙飛行士の若田光一さんの案内で、きぼうの実物大の模型にも入り、両陛下は「実験棟はステーションのどの位置にありますか」「宇宙飛行士が居住する場所はどこにありますか」などと質問していた。
両陛下の視察後、若田さんは「宇宙開発に強い興味をお持ちであると皆さんから感じた」と話した。
両陛下は視察後、大公と王女を見送り、夕方に陸路で帰京した。大公は日本との外交関係樹立90年に当たって来日。30日に帰国する。 (黒崎哲夫)
両陛下は大公、王女とともにJR東京駅から特別列車に乗り、午前11時20分ごろ、常磐線土浦駅に到着した。大井川和彦知事らの出迎えを受けて駅北口に向かうと、両国の小旗を振った大勢の市民らから歓迎を受け、手を振って応じた。
同駅前の土浦市役所では郷土芸能「亀城太鼓」と、同市立土浦二小の児童の合唱で歓迎を受け、両陛下や大公らは、笑顔で拍手を送った。
筑波宇宙センターでは、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルの実物や、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大模型を視察した。
はやぶさが持ち帰った小惑星の微粒子について、JAXAの国中均教授から説明を受けると、陛下は「小さいですね」と語り、大公とともに顕微鏡で観察した。
飛行服を着た宇宙飛行士の若田光一さんの案内で、きぼうの実物大の模型にも入り、両陛下は「実験棟はステーションのどの位置にありますか」「宇宙飛行士が居住する場所はどこにありますか」などと質問していた。
両陛下の視察後、若田さんは「宇宙開発に強い興味をお持ちであると皆さんから感じた」と話した。
両陛下は視察後、大公と王女を見送り、夕方に陸路で帰京した。大公は日本との外交関係樹立90年に当たって来日。30日に帰国する。 (黒崎哲夫)