2017年12月1日(金)

石岡・丸高商会 秋田の菓子卸と経営統合

規模拡大で事業基盤強化

サクラバとの共同開発商品を手にする丸高商会の高木邦光社長=石岡市柏原
サクラバとの共同開発商品を手にする丸高商会の高木邦光社長=石岡市柏原

関東地方のスーパーマーケットを中心に菓子卸を展開する丸高商会(石岡市柏原、高木邦光社長)は、秋田県の菓子卸商社と1日付で経営統合し、持ち株会社を設立する。統合により、営業エリアは関東以北の東日本をほぼ網羅する。規模拡大で事業基盤を強化するとともに、経営資源や専業卸として培ってきたノウハウの相互活用などを進め、今後5年間で連結売上高を現在の約1・5倍に増やす目標を掲げた。

同社が経営統合するのは、北海道・東北エリアに営業基盤を構えるサクラバ(秋田県北秋田市、桜庭辰也社長)で、株式移転方式による持ち株会社「グローカル・ユナイテッド」を新設。本社は丸高商会内に置き、社長には高木社長、専務には桜庭社長がそれぞれ就く。営業エリアは北海道から関東一円にまで一気に拡大する。

既に2社間で実施しているオリジナル商品や地域ブランド商品の開発を加速させ、他社にはない豊富な品ぞろえを武器に新規の顧客開拓を目指す。現在、2社合算で140億円の売上高を2022年に207億円に増やす目標を掲げる。

メーカーや小売業者と連携し、売り手が最適な発注量を決める自動発注システムを構築するほか、自社製品を売る「プッシュ型販売」から、売れる売り場を協力して作り上げる「プル型販売」への転換など、既存の業界構造の無駄を省き、新たな利益を生み出す仕組み作りも進める。関東以南のローカル菓子卸業者との新たな連合・連携も模索していく。

高木社長は「それぞれの地域に根付いたローカルな菓子文化を守り、顧客目線を最優先とした営業を推進していくためにも経営統合が必要と判断した。今回の統合を第一歩として、メーカーや小売り、卸売りの垣根を越えた連携に発展させ、既存の非効率な流通システムの改革も進めていく」と話した。 (松崎亘)

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