2017年12月7日(木)

超大物150キロのイノシシ捕獲 狩猟のベテランも驚き興奮 農作物被害最悪の城里

特大イノシシが掛かった箱わなに駆け付けた副隊長の笹島憲道さん=城里町塩子
特大イノシシが掛かった箱わなに駆け付けた副隊長の笹島憲道さん=城里町塩子

城里町有害鳥獣被害対策実施隊が同町徳蔵で箱わなを仕掛け、体重150キロ近い特大イノシシを捕らえた。農作物の被害が後を絶たない同町の山間部では、半年前から大きな足跡が確認され話題になっていた。狩猟歴40年以上の同隊副隊長、笹島憲道さん(68)は「これほどのサイズは県内で初めて見た。田畑を相当荒らしたのだろう」と話している。

イノシシは丸々と太った体長約140センチ(尻尾を除く)の雄で、推定4〜5歳。町内で捕獲される100キロ超の大物は年間数頭で、150キロは超大物という。4日昼ごろ、わなの異変に気付いた近隣住民から通報を受け、笹島さんと次男の智広さん(35)、有害鳥獣担当の町職員・興野隆喜さん(52)の3人が駆け付けた。
智広さんは「大きな足跡のうわさは聞いていたが、ここまで大きいとは」と驚いた様子。興野さんは「クマかと思った」と興奮気味に語る。
箱わなは中に獲物が入ると閉まる鉄製のおりで、町が貸し出したもの。足跡の情報を踏まえ、6月に設置した。
11月上旬には一度おりに入った形跡があったが、力ずくで扉をこじ開けたとみられ、足跡を残し脱走。約180キロの箱わなは当初の位置から3メートルほど移動していた。
同隊は狩猟免許を持つ町民31人で構成し、猟銃、くくりわなのほか、町が所有する20台の箱わなも使い活動。本年度、町内では既に過去最多の210頭以上のイノシシが駆除されるなど、成果を出している。
一方で、本年度の町の農作物被害額は過去最悪ペースの約400万円で、イノシシとの闘いが続く。スイカ、カボチャ、トウモロコシなどを収穫前に食べられたという笹島さんは「(超大物の駆除で)少しは被害が収まってほしい」と願う。(今井俊太郎)

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