2017年12月7日(木)

常総の巡拝団 ミャンマー戦死者慰霊

小学校訪ね文房具寄贈

ミャンマーに寄贈した消防車と巡拝団の参加者ら=ミャンマー・バガン市
ミャンマーに寄贈した消防車と巡拝団の参加者ら=ミャンマー・バガン市

太平洋戦争当時、ミャンマーで戦死した日本人兵士を慰霊するため、常総市の遺族らで組織した巡拝団が11月、同国を訪れた。日本人墓地で戦没者を追悼したほか、現地の住民と交流。昨年12月に日本から寄贈した消防タンク車について、地元から感謝状も贈られた。

ミャンマー巡拝は常総市若宮戸で石油販売会社を経営する稲葉修一さん(67)が企画。今回で45回目を数え、11月9〜12日の日程で遺族や関係者ら13人が参加した。

旅では、ミャンマー最大都市ヤンゴンの日本人墓地と、世界三大仏教遺跡が広がるバガンの共同墓地を訪れ戦没者を慰霊した。

バガンから車で約1時間半の所にあるポッパ山小学校も訪問。同校は稲葉さんの父、茂さん(故人)が校舎を寄付するなど、これまで交流。今回の旅でも現地の子どもたちにノートやボールペンなどの文房具をプレゼント、親交を深めた。

感謝状は日本からの輸送費を負担した常総市の新聞販売店、七井仁一さん(67)に対し、寄贈先のバガン市の市長が贈った。

バガン市への消防車寄贈は稲葉さんたちが計画し、今回が2台目。ひたちなか・東海消防本部(ひたちなか市)で現役を引退した車両を譲り受け、昨年12月に送り届けた。

稲葉さんによると、現地は上下水道が整っていないことから、消防車は住民が使う生活用水の運搬で活躍。火災があった時も役に立ったという。

巡拝の旅は、戦地から生還した茂さんが、戦友を慰霊するため始めた。その遺志を継ぐため、稲葉さんは「今後もミャンマーの支援に力を注ぎたい」と話している。(今橋憲正)

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