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動物や四季を装飾 北茨城市巡回バス 児童らの絵、デザイン化

デザインを担当した(左から)東京芸大非常勤講師の柚木恵介さん、丸山素直さん、地域おこし協力隊の石渡のりおさん夫妻=北茨城市役所
デザインを担当した(左から)東京芸大非常勤講師の柚木恵介さん、丸山素直さん、地域おこし協力隊の石渡のりおさん夫妻=北茨城市役所


北茨城市は、市内の公共施設などを回っている巡回バスに東京芸術大学と市内の子どもたちがコラボして制作したデザインと、同市の地域おこし協力隊の石渡のりおさんのデザインをラッピングしたバス計2台の運行を開始した。20日に市役所前で披露され、関係者には「明るく楽しい雰囲気が表現されている。巡回バスのPRにもなる」と好評だった。

1台は東京芸大非常勤講師の丸山素直さんと柚木恵介さんが、公募で集まった市内の小学生ら24人と制作した。子どもたちに住んでいる街にいる動物や好きな風景や食べ物などを自由に描いてもらい、丸山さんら2人がデザイン化した。

柚木さんは「子どもたちの純粋な気持ちを大切にして、北茨城市の豊かな自然をイメージした」、丸山さんは「バスを見て子どもたちがうれしくなったり、美術への自信を持ち、将来の創作活動などに結び付けば」と話した。

もう1台は森や畑、海など山から海につながっている同市の四季をデザインした。石渡さんは「街がにぎやかになり、明るくなってくれれば」と話した。

豊田稔市長は「乗ってみたくなるようなデザイン。巡回バスの運行を皆に知ってもらい、利用してもらえれば」と期待した。

同市の巡回バスは計5台で中型29人乗り。駅や病院、市役所などを5ルートで結んでいる。車体は白色が基本で、今回のラッピングで計3台に絵が描かれ、市では残り2台についてもラッピングを検討している。

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