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いばらきイメージアップ 「魅力度最下位」調査会社に特別賞

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茨城県のイメージを高める取り組みを表彰する本年度の「いばらきイメージアップ大賞」が26日発表され、大賞にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」(奥茨城村)が決まった。特別賞には、茨城県が5年連続最下位となっている都道府県魅力度ランキングを扱う民間調査会社「ブランド総合研究所」(東京都港区)が選ばれた。

ひよっこは42年ぶりに本県が舞台となった朝ドラ。「奥茨城村」は本県北西部がモデルの架空の村で、ロケ地となった県北地域の豊かな自然や茨城弁など、本県の魅力を全国に発信したことが評価された。地元自治体などによる「県北ひよっこ推進協議会」がオリジナルグッズやイベントを開催して盛り上げを図り、関連のロケ地ツアーは交流拡大に貢献した。

ブランド総合研究所は、本県が最下位を続ける魅力度ランキングの主催会社。ランキングが話題となって、「逆説的ではあるが、本県の魅力についてメディアで数多く紹介される結果となった」と評価した。

大井川和彦知事は「47位を糧に自分たちを磨くきっかけをつくってくれた。県民には実感と(順位の)のギャップがある。県としては常に1位を目指していく」としている。自らを評価する側を表彰することについては「(順位付けへの忖度(そんたく)は)あり得ないし期待していない。魅力度ランキングの呪縛から自分たちを切り離すという意味も含まれる」と述べた。

茨城新聞の取材にブランド総研の田中章雄社長は「うちが茨城のために何かしたわけではなく、非常に驚いた。各メディアとも茨城が『駄目なところ』という取り上げ方はない。いいところがこんなにある、と県民が声を大にして愛着度や自慢度を上げることが(最下位脱出には)必要。それと、表彰されても忖度はありません」と話した。

特別賞には、2015年に県非公認ご当地キャラ「ねば〜る君」、16年に牛久大仏が選ばれている。

奨励賞には、生産量日本一の「茨城の栗」▽ブランド化が期待できる「茨城三大銘茶」(奥久慈茶、さしま茶、古内茶)▽天皇杯サッカーでJリーグ勢を破り学生として唯一ベスト16入りした「筑波大蹴球部」-の3組が選ばれた。 (黒崎哲夫)

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