2018年1月11日(木)

日立・大甕駅舎と自由通路 来春供用へ工事進む

20年春完成見込み 新広場と道路一部取得難航

2019年供用開始に向け工事が進められているJR大甕駅=日立市大みか町
2019年供用開始に向け工事が進められているJR大甕駅=日立市大みか町

日立市が取り組むJR常磐線大甕駅と周辺の整備で、地下駅舎と東西自由通路のコンクリート本体工事がほぼ完了し、2019年春の供用開始に向け、工事は順調に進んでいる。ただ、新設される西口の駅前広場と南北アクセス道路は一部で用地取得が難航しており、全体の整備完了は1年遅れの20年春にずれ込む見込みだ。

同駅と周辺の整備は、旧日立電鉄線跡地を活用したバス高速輸送システム「ひたちBRT」の導入に合わせ、12年3月に計画が策定された。駅を線路下に地下化し、歩行者用の自由通路で東西を結ぶ計画だ。

これにより、分断されている東西をつなぎ、西口を新設。BRTの専用道路やBRTのバスロータリーなどを含む駅前広場、南北アクセス道路を整備することで、利便性を高めるのが狙いだ。

現在は東口しかないため、同駅西側にある山側住宅団地や国道6号、常陸太田市方面からは常磐線をまたいで迂回(うかい)しなければならない。西口ができることで、同駅への進入が容易になり、市は「かなり便利になる」(新交通推進課)としている。さらに、駅西側に隣接する茨城キリスト教大側にもスムーズに行き来できるようになる。

旧駅舎は既に取り壊され、仮駅舎が16年2月に完成して切り替えられている。

同課によると、JRに委託している線路地下の工事のうち、箱形のコンクリート本体の土木工事はほぼ完了。駅舎と自由通路工事の進捗(しんちょく)は6割ほどで、今後は天井や壁、改札などの建築工事に移る。エレベーターも東西両口と上下ホームにそれぞれ設置する。

駅舎と自由通路は計画通り19年春には供用開始予定。これに合わせ、暫定ルートで今春開通する大甕駅から常陸多賀駅までのBRT第2期の本格ルート運行も始まる。

一方、西口駅前広場と南北アクセス道路の工事はまだ着手できていない。一部用地取得が難航しているためで、完成は20年春まで1年程度遅れる見込みだ。 (川崎勉)

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