2018年1月12日(金)

岩井眼鏡店 昭和20年代フレーム復刻

古河市発のモデル

最新モデル、「KM-03」をアピールする岩井清志さん=古河市横山町
最新モデル、「KM-03」をアピールする岩井清志さん=古河市横山町

古河市横山町の岩井眼鏡店(岩井清志店主)は、昭和20年代に製作していた眼鏡フレームを復刻した「岩井眼鏡製作所KMシリーズ」の最新モデルを発売した。懐かしさを感じさせる当時のデザインを、耐久性の高いチタンなど現代の素材を使ってよみがえらせた。同店は「地元の素材を使った、古河市発のフレーム」として売り出していく。

昨年11月下旬から販売しているのは、初代店主・岩井亀次郎さんが製作していたKM(亀次郎眼鏡)の型を基に製作した、シリーズ第3弾「KM-03」。欧州でデザインされた、台形を逆さにしたような形のウェリントン型が特徴だ。

正面部分は色が豊富なアセテート(プラスチック)を使用。側面のテンプルは幅10ミリと太めで、同市内の金属加工業者が加工した適度にしなる「β(ベータ)チタン」を使用し、掛け心地にこだわった。製造は福井県の業者に委託した。

同店は1946年に「岩井メガネ製作所」として設立。当初は自社で眼鏡を製造していたが、量産化の波に押され、60年代から小売店に転換した。2010年に4代目店主の岩井さんが倉庫から当時のフレームの型などを発見し、復刻版の製作を考え付いた。

同市で創業し、セレクトショップ「フリークスストア」を展開するデイトナ・インターナショナル(東京)の後押しを受け、同年にセルロイド製のシリーズ第1弾を発売。限定250本が完売した。13年には鼻の部分を高めに改良したアセテート製の第2弾を発売した。

第3弾は全5色で、女性も取り入れやすいブラウンやオリーブグリーンなどの色も展開する。限定200本を店頭やインターネット通販で販売している。価格は1本3万円(税抜き)。

シリーズを通したデザイン性が評価され、本年度の「いばらきデザインセレクション」で入賞した。

岩井さんは「見た目はクラシカルだが、素材は最新のものを使い、新しさを盛り込んだ。大手量販店にはできない、時代を感じさせる古河市発の眼鏡を提案していく」と話した。 (磯前有花)

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