2018年1月26日(金)

自動運転技術の開発支援 つくば自動車研

デモ走行とコース公開

公開された自動運転車のテスト。夜間、ぬれた路面を再現し、前方に横断者に見立てた人形を置いた=つくば市苅間
公開された自動運転車のテスト。夜間、ぬれた路面を再現し、前方に横断者に見立てた人形を置いた=つくば市苅間

自動運転車の開発が活発になる中、つくば市苅間の日本自動車研究所は25日、車両テストのデモ走行とテストコースの設備を報道陣に公開した。公道実験前に必要な性能を車両が満たしているかを測る。同研究所は2月から、自前でテストコースを持たないベンチャー企業や大学などに対し、実験車両の性能評価を行うサービスを始める。

テストは、自動運転技術の開発に取り組む企業が自動車メーカー以外の異業種にも広がる中、公道実験を行う車両やテストドライバーの技術を評価し、安全性を高めるのが狙い。サービス提供に当たり、同研究所は「技術開発をサポートしていく」と強調した。

テストの内容は、開発段階にある車両の自動走行システムの性能を試験するほか、公道で運転席に乗るテストドライバーが緊急時に対応し事故を未然防止できるか試験・訓練を行う。

テストコースには信号や交差点、工事現場、雨や夜間環境での試験ができる設備がある。車線内を円滑に走れるかや、視界が悪い条件でも他の車や歩行者を認識できるかなどを試験する。サービスの利用料金は1回20万〜30万円程度。

この日は、センサーや計測機器を付けた自動運転車のデモ走行を公開した。

同研究所の山崎邦夫安全研究部長は「開発中の自動運転車にはレベルの差があり、公道での事故を防ぐテストは欠かせない。テストを利用して、どんな機能が抜けているか確認してもらえれば」と語った。

自動運転車は、国の5省庁が関わる国家プロジェクトとして、実用化へ向けた開発が進む。2016年に警察庁が公道実験のためのガイドラインを策定した。 (綿引正雄)

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