2018年2月1日(木)

イオン駅前店に幕 つくば象徴クレオ休館

閉店となり出口で客を見送るイオンつくば駅前店の関係者=午後8時すぎ、つくば市吾妻
閉店となり出口で客を見送るイオンつくば駅前店の関係者=午後8時すぎ、つくば市吾妻

つくばエクスプレス(TX)つくば駅前で、総合スーパー「イオンつくば駅前店」が31日閉店し、33年の歴史に幕を下ろした。入居する商業施設「クレオ」では8専門店も同日閉店。既に西武百貨店は昨年2月に閉店しており、つくば駅前の象徴、クレオは入居店舗がなくなり「休館」となった。相次ぐ大型店の撤退により、中心市街地の空洞化が懸念される。

イオンつくば駅前店は、クレオの核テナントの一つで、1985年に「ジャスコつくば店」として開店。1階で食品を、2階で衣料品や日用品などを販売し、地域を代表する商業施設の一つとして親しまれてきた。

近年は、周辺に食品スーパーやドラッグストア、ホームセンター、家電量販店などの進出が相次ぎ、売り上げはピーク時の半分に減っていた。

営業最終日は通常より1時間早い午後8時に閉店した。整列した従業員が深く頭を下げながら、「ありがとうございました」と買い物客を見送った。イオンリテール北関東・新潟カンパニーの担当者は「たくさんのお客さまに来ていただいた。長年のご愛顧に感謝している」と話した。

約15年間利用してきたつくば市小野崎の主婦(49)は「子どもが幼稚園の時、この店で『初めてのおつかい』をさせた思い出もあって寂しい」と別れを惜しんだ。

共にクレオで営業していた8専門店のうち、6店は隣接する商業施設「キュート」に移転するが、2店は営業を終了した。

クレオの後継テナントについては、土地建物を所有する第三セクター、筑波都市整備(同市竹園)が継続して探しているが、決まっていない。市は公共施設の導入など積極的な関与を検討。市議会は市に早期対応を求めている。

イオンつくば駅前店などの閉店を受け、五十嵐立青市長は「非常に残念。クレオについては、引き続き筑波都市整備や関係者と連携しながら、公共施設の導入も含め、今後の在り方の検討を進めていく」とコメントした。 (高阿田総司)

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