2018年2月6日(火)

「ある町の高い煙突」 300人、出演へ熱意

日立でオーディション 「地元の映画、応援したい」

審査員を前に自己アピールするエキストラオーディション参加者=日立市白銀町
審査員を前に自己アピールするエキストラオーディション参加者=日立市白銀町

日立の大煙突を巡る実話を描いた新田次郎の小説「ある町の高い煙突」の映画化で、エキストラ・オーディションが3日、日立市白銀町2丁目の市武道館(旧共楽館)で開かれた。県内から約300人が自己アピールし、映画出演への熱意を披露した。

旧共楽館は、日立鉱山(現・JX金属)が大煙突を完成させた後、娯楽施設として建設した。縁がある場所として今回のオーディション会場に選ばれた。

オーディションは松村克弥監督や城之内景子プロデューサー、応援する会の原田実能事務局長などが審査員を務めた。同市を中心に県内各地のほか、東京などからも集まった。生後7カ月の乳児から87歳の高齢者までさまざまな年齢層が参加、エキストラや演劇の経験者も少なくなかった。

参加者は20〜30人ごとに分かれ、1人30秒ずつ自己アピール。「地元の映画なのでぜひ出たい」「大煙突を見ながら育った」「映画をどう作っているのか興味がある」などと語り、空手の形や自作の歌を歌う姿も見られた。

水戸市堀町、パート、西川法子さん(53)は夫ととも参加。演劇経験があり、エキストラとして映画に参加したこともある。「地元の映画なので応援したいとの思いで応募した。チャンスがあれば出たい」と話した。

松村監督は「いろいろな世代が来てくれた。役として出演してもらう人もいるだろう」と手応えを語った。エキストラは日立鉱山の従業員を前に社長が演説する場面などでの出演を想定しているという。オーディションは昨年11月の茨城キリスト教大の学生対象に続き2回目。今後、行方市でも実施する予定だ。

今春には日立市や行方市などで撮影が始まる。桜が咲く4月に現代のシーン、5月から6月に俳優によるドラマ場面を撮影し、秋に完成予定。来年2月ごろの新春ロードショーを目指す。(川崎勉)

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